キャンプに持って行くギアの中でもロマン枠と実用枠を両立させたアイテムと言えばナイフです。
ナイフはブッシュクラフトという現地にある素材のみでキャンプ(野営)をするスタイルだけでなく、一般的なファミリーキャンプなどでも普通の包丁よりも手軽に持ち出せて雰囲気も出してくれます。
本記事では初心者からベテランまで、使っている人も多く評価の高いナイフを厳選してみました。
記事を読めばどんなナイフが良いのか迷っている人でもおすすめのナイフでキャンプを楽しむことができます。
僕も実際に使っているナイフはモーラナイフのガーバーグですが、これもオールマイティな一本でかつコスパの高いナイフです。
他のナイフと合わせて紹介していきますね。
記事後半ではナイフの取り扱いや銃刀法についても触れながら、刃物であるナイフを安全に使えるような内容も書いていますのでぜひ最後まで読んでみてください。
キャンプにおすすめのナイフ5選
それではまずこのブログでおすすめするナイフはこちらです。
いずれも予算2万円以下で購入できるコスパの良いナイフです。
もちろん性能も申し分なく、3万円以上するようなナイフと比較しても勝るとも劣らないナイフだと思います。
いずれも売れているナイフなので予算と用途に合わせて選択したいですね。
モーラナイフ|コンパニオンシリーズ
《スペック》
全長:21.9cm
刃体の長さ:10.4cm
刃厚:2.5mm
重量:84g(ナイフのみの重量)
タング:ナロータング
グラインド:スカンジ
鋼材:ステンレス(12C27N)
まずはモーラナイフコンパニオンシリーズ。
これは超有名なナイフで初心者からベテランまで多くのユーザーが使っているナイフです。
1番のメリットは価格。なんと2,000円代で購入できてしまうハイコスパナイフです。
それでいて品質は十分でスウェーデン王室認定のブランドは伊達ではありません。
鋼材はステンレスモデルとカーボンスチールモデルから選べて僕のおすすめはステンレスモデルです。
カーボンスチールは切れ味が良いというメリットはありますが、錆びやすくこまめに手入れをしなければならないのでズボラな僕はステンレスを選びました。
またコンパニオンにはレギュラーとヘビーデューティーといった2つのタイプがあり、違いは刃の厚みにあります。
レギュラーは2.5mm(カーボンは2mm)、ヘビーデューティーは3.2mmで、バトニングをするならヘビーデューティーの方が向いていると思います。
モーラナイフコンパニオンシリーズはナロータングですが多少の薪なら問題なくバトニングできます。
初心者さんにおすすめする一番のナイフですが、ベテランキャンパーさんも多くの方が愛用しているので持っていて損はないナイフだと思います。
モーラナイフコンパニオンシリーズのレビュー記事はこちら!
ここがイマイチ
- みんな持っているので人と被りやすい
コスパ・性能申し分ないのでどなたにもおすすめできるナイフだということは間違いありません。
イマイチな点は本当にないんですが強いて言うなら誰でも持っているということでしょうか。それくらい多くのユーザーがいるので人と被りたくないという人にはおすすめしません。
ユニフレーム|ブッシュクラフトナイフ
《スペック》
全長:23cm
刃体の長さ:11cm
刃厚:3.5mm
重量:150g(ナイフのみの重量)
タング:フルタング
グラインド:スカンジ
鋼材:ステンレス(8A)
ユニフレームのブッシュクラフトナイフは日本製のナイフです。
新潟県燕三条のアウトドアメーカー・ユニフレームは薪グリルやネイチャーストーブなどの焚火台も人気商品です。
ブッシュクラフトナイフという名の通り、一通りの作業はこなしてくれます。
バトニングも普通の薪程度なら問題なくできますので安心して使うことが出来ますので1万円以下で本格的なナイフが欲しいなという方にはピッタリのナイフだと思います。
ここがイマイチ
- 刃幅が短く薪に食い込ませにくい
このナイフもコスパがよく日本製ですが刃幅が狭いためバトニングをする際に薪に食い込ませるときにどうしても浅くなります。
ナイフの背が完全に薪に入ったあと、先端の方を叩くことになりますが浅い位置からのスタートになるのでちょっとだけ大変かもしれません。
1〜2本のバトニングならそこまで大きな違いはないかもしれませんが、何本もやると差がわかると思います。
モーラナイフ|ガーバーグ
《スペック》
全長:22.9cm
刃体の長さ:10.9cm
刃厚:3.2mm
重量:170g(ナイフのみの重量)
タング:フルタング
グラインド:スカンジ
鋼材:ステンレス(14C28N)
モーラナイフ唯一のフルタングモデル、ガーバーグ。
この価格でフルタングの本格ナイフが手に入るのはモーラナイフの生産能力の高さならではではないでしょうか。
僕も今メインで使っているナイフで、その前までは先ほど紹介したモーラナイフコンパニオンを使っていました。
正直コンパニオンで困ったシーンはありませんでしたが、キャンプ沼の住人である僕はどうしてもモーラナイフの最上位モデルであるこのガーバーグが欲しくて欲しくてたまりませんでした。
買って使ってみて感じたのは適度な重量から来る安心感でした。
当然鋼材もコンパニオンよりも良いステンレス(14C28N)を使っているのでよりサビに強くなっています。
この鋼材は3万円とかする高級ナイフなどと同じものなのでそれらのナイフと比べても素材の差はありません。
コンパニオンと同じくカーボンスチールモデルもあり、表面にはブラックコーティングがしてあるので見た目もブラックブレードでかっこいいです。
モーラナイフガーバーグのレビュー記事はこちら!
ここがイマイチ
- グリップが固く人によってはタコができやすい
ガーバーグについては僕も使っていて特に気になる点はありませんが人によってはグリップの素材が固くて手にまめができることもあるようです。
それを「ガーバーグダコ」といって自慢し合うコミュニティがあるとかないとか。
オピネル|オピネルNo.9
《スペック》
全長:21cm
刃体の長さ:9cm
刃厚:2mm
重量:65g(ナイフのみの重量)
タング:-
グラインド:フラット
鋼材:ステンレス(12C27N)
オピネルは調理用ナイフとして持っている人は多いのではないでしょうか。
このNo.9はモーラナイフコンパニオンと同じようなサイズ感なのでフォールディングナイフですがしっかり持って使うことができます。
木製ハンドルがよく手に馴染みますので非常に使いやすくビジュアルも申し分ありません。
オピネルのメリットはサイズの選択肢が豊富にあるという点です。
小さなものから大きなものまで用途や手のサイズに合わせてぴったりのものを選べると言うのは他のナイフにはないポイントだと思います。
そして調理用ナイフに使われることが多い理由はブレードの厚みが2mmしかないという点にあると思っていて、実際に僕も食材を切る際に感じたことですが薄いブレードの方が絶対切りやすいです。
オピネルについてはレビュー記事を書いていますのでぜひチェックしてみてください。
ここがイマイチ
- 木製ハンドルなのでカビが心配
いくらブレードがステンレスだと言ってもハンドルが木製なので使った後にしっかり乾かさないとカビが心配です。
雨の中で使用したりしても同様ですが、もうひとつ心配なのは木製ハンドルが水分を吸うとブレードが出しにくくなるんです。フォールディングナイフはハンドルでブレードを挟んであるので水分を木が吸うと膨張してヒンジ部が固くなります。
乾燥させれば元通りになるのでそこまで気にする必要ありませんけどね。
スパイダルコ|デリカ4
《スペック》
全長:18cm
刃体の長さ:7.3cm
刃厚:2.5mm
重量:65g(ナイフのみの重量)
タング:-
グラインド:フラット
鋼材:VG-10
スパイダルコ・デリカ4はその独特なビジュアルがめちゃくちゃカッコいいナイフです。
サムホールと呼ばれるブレードに開いた穴に親指を引っかけてブレードを出すことができるので片手で扱うことができます。
これが地味に便利で、キャンプでの料理って片手にグローブをはめて熱くなっているスキレットやクッカーを持ちながらナイフを使いたい場面ってあるじゃないですか。
そんなときにこのスパイダルコのデリカ4があればさっとブレードを開いて使うことができます。
この用途のためだけに1万円はちょっと抵抗あるかもしれませんが、所有欲を満たしてくれるのでロマン枠としても非常に人気のアイテムです。
まあ僕はまだ持っていませんけどね。買ったらちゃんとレビューします!
ついに買っちゃいました。下にレビュー記事のリンク貼っておきます!
スパイダルコデリカ4のレビュー記事はこちらから!
ここがイマイチ
- フォールディングナイフで1万円というのはやっぱり普通の感覚だとちょっと高い。
その理由はVG-10という高級ステンレス鋼材を使用しているからだと思いますが、この素材は本当にサビに強くてメンテナンスフリーです。
フォールディングナイフでメンテナンスフリーというのはかなり凄いことなんですよね。
ナイフの特性について
一言にナイフと言っても知っておくべきポイントがあります。
- ナイフのタイプについて
- タングについて
- グラインドについて
- 鋼材について
これらはナイフを選ぶ際の重要なポイントになります。
理由はナイフの形状や仕様によって用途に向き不向きがあるからです。
ナイフのタイプについて
- シースナイフ
- フォールディングナイフ
- マルチツールナイフ
シースナイフとは折りたためないタイプの鞘に収めるナイフでシースとは鞘のことです。
バトニングをしたいならシースナイフ一択で、フォールディングナイフではバトニングはやめた方がいいです。
バトニングはナイフの背をバトン(木の棒)で叩く手法のことなので、フォールディングナイフでやるとヒンジ部に相当な負荷がかかって、折れるまで行かなくても緩んだり外れたりする危険性があります。
なのでバトニングをする際は必ずシースナイフを使うようにしましょう。
フォールディングナイフは折りたたみナイフのことでコンパクトに収納できるためポケットに入れておいたり、クッカーなどのスタッキングできるというメリットがあります。
比較的刃が薄く作られているので料理に向いていると思います。
マルチツールナイフは十徳ナイフのような色々なツールがついているナイフの事ですが、基本的に十徳ナイフは袋を開けたり、ロープを切ったりという用途くらいで、あまり実用的ではありません。
僕もバックアップとしてファーストエイドキットに忍ばせてありますが一度も使ったことはありません笑
「なんでもできるは何もできない」です。
タングについて
次にナイフのタングの説明ですが、タングとはナイフのグリップ部分にあたる金属部のことです。
- フルタング
- ハーフタング
- ナロータング
などがあり、例えばフルタングはナイフの刃の幅と同じ幅の鋼材がナイフのお尻まで詰まっている形状のことを言います。
タングについては分かりやすい図がありますのでこちらを参照してみてください。
それぞれメリットとデメリットがあり、フルタングは頑丈であることが最大のメリットでバトニングをするならフルタングが推奨されています。
- フルタング
-
ブレードからグリップの先まで同じ幅の鋼材が続いているため強度が高く、タフな用途にも遠慮なく使えるのが特徴。当然その分だけ重量は重くなる。
- ハーフタング
-
フルタングの半分程度の鋼材が入っているタイプ。軽量化を実現しつつある程度強度もあるためバランスが良い。腕くらいの薪なら問題なく割ることができます。
- ナロータング
-
ナロータングは中心のみに軸が入っているタイプ。軽量化を優先しているためあまりハードな用途には向かない。針葉樹で小割りを作るくらいは問題ないが自己責任で。
グラインドについて
次にグラインド。
グラインドはナイフの刃の形状のことでこれも下の図が分かりやすいです。
代表的なのはスカンジグラインドと呼ばれるV字型の形状のものです。
そしてハマグリ刃とも呼ばれるコンベックスグラインド、ブレードから刃の部分までまっすぐなストレートグラインドなどがあります。
刃の部分に小さく1mm程度さらに刃が付いているものをマイクロベベルといい、ナイフの刃を長持ちさせるための工夫で、切れ味が落ちてきたらこのマイクロベベルを砥ぐことで切れ味が回復するので便利です。
ホロー、ストレートグラインドに付いていることが多いのでチェックしてみてください。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
- フラット(ストレート)
-
家庭用の包丁に近いイメージで料理に最適。マイクロベベルがついているものが多いためメンテナンスも比較的簡単にできる。
- ホロー
-
コンベックスと逆のRがついているため切れ味は非常に良いがバトニングには不向き。また刃に向かって細くなるため歯の強度は強くない。こまめにメンテナンスができる人向け。
- スカンジ
-
高い強度とメンテナンスのしやすさでバランスがいいグラインド。バトニングにも向いており細かい作業も可能。マイクロベベルがなくても比較的砥ぎやすい。
- コンベックス
-
通称ハマグリ刃とも呼ばれていて、強度が強くバトニングに向いている。ブレード側面からエッジ(刃)までRがついているため砥ぐ際には技術が必要。
上記のように用途によって選択するのが理想ではあるものの、何本も持っていくわけにもいきませんのでオールマイティに使うならスカンジグラインドがおすすめです。
スカンジならバトニングも料理も比較的やりやすいので初心者がはじめに選ぶナイフの形状としてはぴったりだと思います。
ナイフの鋼材について
ナイフには鋼材の違いがあります。
ナイフの鋼材は主に2種類で
- ステンレス
- カーボン
があります。
一般的にステンレスとカーボンには以下のような特徴があると言われています。
まめにメンテナンスができる人ならカーボンスチールでもいいかもしれませんが、僕はステンレスをお薦めしていますし実際に自分でもステンレスのものを使っています。
切れ味で比較されることはありますが、ステンレスのものでも十分切れますしそこまで高い切れ味が必要かと言われると意外とそうでもないのでそれならメンテナンスが楽な方がいいという考え方です。
さらにステンレスにも種類があって、代表的なものは以下にまとめました。
- 12C27N
-
スウェーデンのサンドヴィック社が開発したナイフ用ステンレス鋼材。安価で強度に優れた鋼材。
- 14C28N
-
12C27Nと同じくサンドヴィック社のナイフ用鋼材。前者よりも高度が高く耐食性に優れている。比較的高価ではあるが高級ナイフに使われていることが多い。
- VG-10
-
日本製の鋼材でとにかく耐食性と強度が高い。プロ用途の包丁に使われることが多いが価格が高価。
- A8
-
AUS-8とも呼ばれる錆びにくく砥ぎやすい鋼材。
- H-1
-
耐食性に全振りした素材でとにかく錆びに強い。フィッシングナイフなど海で使うナイフにぴったりの鋼材。高度は一般的なステンレスと同等のため切れ味も同じくらい。
本記事で紹介しているモーラナイフコンパニオンシリーズのステンレスモデルは12C27N、上位モデルのガーバーグは14C28N、スパイダルコデリカ4がVG-10となっています。
砥ぎやすい砥ぎにくいと言われる点についてはそこまで気にする必要はありません。普通に自分で砥ぐことはできますのでこまめに砥ぐのがめんどくさいという方はステンレスがおすすめです。
ナイフの取り扱いについて知っておくべきこと
ナイフはキャンプの必需品と言ってもいいくらいポピュラーなギアですしアウトドアショップでなくともホームセンターやAmazonで気軽に購入することができます。
ですが非常に危険な道具であるということは忘れてはなりません。
自分や周りの人に怪我をさせてしまうことだってありますし目的なく持ち歩いていると捕まったりしますので正しい知識と技術を身につけて安全に楽しむことを心がけましょう。
銃刀法についてしっかり理解をする
まずはよく聞く銃刀法についてですが、本来理由もなく刃物を持ち歩くことは銃刀法違反となり取り締まりの対象になります。
刃渡り6センチ以上が規制の対象ですがそれ以下でも正当な理由なく持ち歩くと軽犯罪法違反となります。
ではキャンプに行く際はどうやって持っていけばいいの?
という疑問が当然浮かびますよね。
結論としてキャンプや釣りにいく行き帰りは正当な理由となるため問題ありません。
ただし「携帯」という言葉がポイントで、いつでも使える状態で持っておくことは規制の対象になります。
なので例えばバックパックのショルダーにマルチマウントでナイフをつけておいたり腰のベルトにつけていたりとすぐに取り出せる場所にある状態は良くありません。
バックパックの中にしっかりしまう、車での移動時はツールボックスの中にしまっておくなど対策をするようにしましょう。
落とし穴となりやすいのは車で移動するキャンプの翌日など、いつまでも車に刃物を積みっぱなしにしておくと取り締まられるケースもあるようなので注意が必要ですね。
ナイフの特性を理解する
次にナイフの特性を理解することです。
先ほど解説してきたナイフの形状や鋼材の違いによって出来ることに向き不向きがあります。
例えばフォールディングナイフでバトニングをしてしまったり、刃厚のあるナイフで野菜を切ろうとしたりするとどうしても使いにくく感じてしまいますし、ナイフを使うことが楽しくなくなってしまいます。
ナイフはあらゆる事態に対応できるマザーツールとして非常に優秀なギアで、最悪一本持っておくことで命をつなぐことだって出来る道具です。
自分に必要なナイフの特性をしっかり理解した上でベストな選択ができるといいですね。
また、どれだけ慎重かつ丁寧に扱っても刃物なので手を切ってしまったりするリスクは常にあります。なので絆創膏などの応急処置ができるファーストエイドキットは必ず一緒に携行するようにしましょう。
ナイフのメンテナンス
ナイフのメンテナンスについては別の記事で詳しく書こうと思いますが、本記事でも概要だけ触れておきますね。
刃物を砥ぐと聞くとなんか物々しい雰囲気ですが、アウトドアでは職人さんがプロ用途で使うような繊細な切れ味なんて必要ありませんので概ね以下のようなポイントを抑えておけばOKです。
ナイフのメンテナンス
- 日常のメンテナンス
- 切れ味が悪くなったら研ぐ
- そんな大袈裟な道具は不要
① キャンプ用ナイフの日常メンテナンス
日常メンテナンスとはキャンプに行く際に毎回やっておきたい手入れのことです。
- 汚れを拭き取る
- 革砥で砥ぐ
革砥とは仕上げに使う細長い革のベルトのことです。板に張られたものもありますがどちらも同じ使い方をします。
革砥に研磨剤を刷り込んで使いますが砥石ほど研磨されないので最後の仕上げに使います。
理容師さんがカミソリを手入れするのによく使っていますがナイフや包丁でも同じ効果を得ることができますよ。
刃こぼれしているような状態だと革砥では回復できませんが日々の手入れならこれで十分です。
② 切れ味が落ちたり刃がかけたら砥石で砥ぐ
地面に落ちして刃こぼれしてしまったときや、ハードに使って切れ味が落ちてきたと感じたら砥石の出番です。
砥石にも番手があり荒砥や中砥といった用途によって番手が異なりますが、ぶっちゃけ中砥があれば万能に使うことができます。
数字で言うと2000番前後があれば十分です。
この数字は大きくなればなるほど粒子が細かくなります。
中砥で研いだ後に革砥で仕上げるといった流れです。
③ 大袈裟な道具は必要ない
砥石を探しにホームセンターに行くと本当にいろいろな番手があって荒砥から中砥、仕上げなど種類も豊富で迷ってしまいます。
荒砥⇨中砥⇨仕上げという順番で使わなきゃいけないのかなとか思うかもしれませんが、中砥と革砥(仕上げ)があれば十分です。
むしろ2000番前後の中砥なら力の入れ具合で仕上げとして使うこともできますので一つあればいいとも言えますね。
ちなみに100均でも砥石的なものを手に入れることはできますが100均は320番くらいを中砥として扱っていますのでそのつもりで使うと削れすぎてしまい、ナイフの消耗が激しくなります。
なので本格的に使っていきたいならひとつ2000番くらいの中砥を持っておくといですよ。
これで準備はOK。
あとはしっかり水を吸わせてナイフを砥ぐだけ。
具体的な砥ぎ方などは長くなってしまうので別の記事で書きたいと思います。
まとめ:まずはシースナイフがおすすめ
結論としてはシースナイフがおすすめです。
バトニングから料理まで幅広く使うことができるのは刃厚が3mm前後のものでしょうか。
4mm以上だと食材が切りにくくなるので料理ようにもう一本欲しくなります。
本記事で紹介しているシースナイフはモーラナイフとユニフレームのナイフですが1本で済ませたいならモーラナイフヘビーデューティーやガーバーグがおすすめです。
料理は料理でもう一本欲しいという方は安くて優秀なオピネルがおすすめですよ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
このブログではキャンプ初心者の「わからない」を優しく解決することをテーマに発信しています。ぜひ他の記事も読んで見てくださいね。
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