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キャンプ用のナイフを探していると必ずと言って良いほど選択肢に入るナイフといえばこのオピネルだと思います。
あとはモーラナイフも初心者からベテランまで多くのユーザーがいることで有名ですよね。
オピネルも同じくらい有名で人気のあるナイフですがモーラナイフと違ってめちゃくちゃ多くのサイズがあるという点から、どれを選べば良いのかわからないという悩みはよく聞きます。
本記事では僕が使っているオピネルNo.9のサイズ感を写真で載せながら特徴やメリット・デメリットなどを詳しく解説しています。
記事を読めばオピネルNo.9のサイズ感や僕が購入した理由がわかりますのでぜひ最後まで読んでみてくださいね。
管理人:タク
年間20泊くらいしているキャンパー|最近はデイキャンプも楽しいと思っている|キャンプの他にも釣り・カメラと多趣味で困っている
オピネルはフランスのブランドで1890年にジョセフ・オピネル氏によって考案されたナイフです。
その当時からほとんど形を変えずに今に至る伝統的なナイフであのピカソも使っていたとか。
温かみのある木の柄に特徴的な形のブレード、ブレードを固定できる回転式のロックなどが多くの人から評価されています。
ラインナップとしてはアウトドア向けのフォールディング(折りたたみ)ナイフ以外にも色々な用途にマッチした形状のものが多く扱われていますが、本記事では一般的に良く使われているアウトドア向けのフォールディングナイフを解説していきますね。
オピネルナイフには#2~#13までの番手がついていて、好みのサイズを選ぶことが出来ます。
番手については「サイズがあまりかわらないから」という理由で製造中止となったりする場合があります。現在は#1・#11などは取り扱いが少ない状況です。
僕は#9を選択しましたがご自身の使う用途に合わせて選べるという点も魅力の一つですよね。
以下に番手とサイズ・重量を表にまとめています。
番手 | 全長 | 刃の長さ | 重量 | タイトル |
#2 | 8.0cm | 3.5cm | 4.5g | Amazonで探す |
#3 | 9.5cm | 4.0cm | 7.0g | Amazonで探す |
#4 | 11.5cm | 5.0cm | 9.0g | Amazonで探す |
#5 | 14.0cm | 6.0cm | 15.0g | Amazonで探す |
#6 | 16.5cm | 7.3cm | 28.0g | Amazonで探す |
#7 | 18.0cm | 8.0cm | 34.5g | Amazonで探す |
#8 | 19.0cm | 8.5cm | 43.0g | Amazonで探す |
#9 | 21.0cm | 9.0cm | 58.0g | Amazonで探す |
#10 | 23.0cm | 10.0cm | 73.0g | Amazonで探す |
#12 | 28.0cm | 12.0cm | 109.0g | Amazonで探す |
#2〜#5までのサイズにはロック機構がついていませんのでご注意ください。
使いやすいのは#8~10あたりでしょうか。
僕はあまり手が大きい方ではありませんが#9で使いにくさを感じたことはありません。
モーラナイフと同じようなサイズ感なのでモーラナイフを使っているひとは#9は違和感なく使えると思いますよ。
ブレードの素材には「ステンレス」と「カーボンスチール」があります。
メリット・デメリットは以下のとおり。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
ステンレス | 錆びにくい | 研ぎにくい |
カーボン | 研ぎやすく切れ味が良い | 錆びやすい |
一般的にはステンレスをおすすめしていますし僕もステンレスを選びました。
モーラナイフもステンレスを持っていますが錆びにくいのでどんな天候でも気にせず使えるのがポイントです。
手入れも良く拭いてしまっておくだけでいいのでめちゃくちゃ楽ですし、切れ味もカーボンスチールほどではありませんが普通に切れます。
後で解説しますがステンレスは「砥ぎにくいというよりもなかなか削れない」という特徴があります。
でずがカーボンスチールのブレードに比べると時間はかかりますが普通の砥石で砥ぐこともできますのでちょっと切れなくなったなと感じたら自分で砥ぐことも十分可能です。
僕も定期的に研いでます。
対してカーボンスチールを選ぶメリットは「切れ味」です。
ステンレスと比べてカーボンスチールの方が鋭利に仕上げることが出来ますのでその分、切れ味もアップします。
錆びやすいというデメリットはありますがステンレスに比べて非常に研ぎやすい素材なので、定期的にキャンプに行く人であれば行く前にちょっと砥げばOKです。
黒錆び加工と言われる錆防止策も有効なので後で解説しますね。
オピネルナイフに限らず、折り畳み式のフォールディングナイフではバトニングは出来ません。
出来ないというよりもやると壊れやすいです。
バトニングはナイフを上から木の棒で叩くというものなのでヒンジ部に負荷がかかってすぐにそこから割れてしまいます。
割れなかったとしても可動部が固くなってしまったりと不具合の原因になります。
バトニングはフルタングナイフと言われる切っ先から柄の先まで一本の鋼材で作られたナイフで行うようにしましょう。
ちなみにモーラナイフはナロータングといって柄の部分にはブレード部の半分くらいの細さの鋼材が入っているので針葉樹くらいのバトニングであれば問題なく使うことが出来ます。
モーラナイフを持っていた僕がなぜオピネルを追加で購入したのかという理由についても書いていきます。
主にこんな感じの理由です。
No.9を選んだのは単純に自分の手のサイズにぴったりだったからです。
先ほども書いた通り僕は男性ですがそんなに手は大きくありません。
また使う目的は料理用なのでそこまで大きいものは必要なく、肉や野菜を切ることが出来ればよかったので、一番手になじむサイズを選んだというわけですね。
これが仮にロープを切るためのネックナイフとして使うという目的であれば小さなものを選びましたし、バトニング用であればそもそも選択肢にも入りません。
僕の中でオピネルは料理用ナイフとして一番使いやすいナイフだったというだけです。あと折りたためるというのはクッカーやメスティンの中にスタッキングできるので便利ですし。
バトニングのできるナイフは基本的に刃の厚みがあるナイフだと思いますので食材を切るにはちょっと使いにくいです。
肉を切るだけという用途であればまったく問題ないと思いますが、野菜などをスライスしたり食材を小さくカットしたい場合はかなり厳しいと思います。
実際に僕もモーラナイフ1本で何でもやっていましたが、やっぱり厚手の刃だと調理がしにくいなと感じてオピネルを購入しました。
オピネルのようなフォールディングナイフは折りたたんで収納できるのでどんな場所にもコンパクトに収めることが出来ます。
僕は小物入れにまとめて持って行くことが多いですがメスティンやクッカーの中でも収納できますので、調理器具類としてひとまとめにも出来ます。
今のオピネルは折りたたんだ状態でロックもできるので勝手に刃が開いてしまうこともありませんので安心ですしね。
あとは何といってもリーズナブルな価格が魅力です。
普通ナイフといったらそれなりの値段がするものですがオピネルは3,000円以下で購入できる本格ナイフです。タイミングによっては2,000円を切ることも珍しくありません。
モーラナイフとオピネルは初心者キャンパーにとっては強力な味方になりますので両方GETしちゃうのもアリですね。
2023年3月末時点だと僕の使っている#9は2,000円を切っていました。
ここまで散々褒めちぎってきたオピネルナイフですがイマイチだなと思うこともあります。
それは「刃を開くのにちょっと固い」ところです。
折りたたんだ状態から開くとき、はじめのうちは結構力が要ります。
もしかしたら女性の方は開くことができないくらいの固さのものもあるかもしれません。
個体差があるかもしれませんが、僕の購入したものはちょっと固かったので刃をつまんで開くのに結構力が必要でした。
またナイフの柄が木製なので水に濡れたりすると気が膨らんで開きにくくなったりすることもあります。それは乾けば元に戻りますのでそこまで心配することはないかもしれません。
爪を引っ掛ける溝もあるのでそこに親指の爪を引っ掛ければ少し力は必要ですが女性でも展開できるので、そこまで気にするようなことではないかもしれませんが一応書いておきますね。
オピネルの手入れについても軽く触れておきます。
これはオピネルに限ったことではありませんので一般的なナイフの知識として解説していきますね。
詳しくは別の記事にしますのでここでは基本的な流れを記載します。
ステンレスブレードのナイフの場合は基本的に使った後に汚れや水分を拭きとってそのまましまっておけば問題ありません。
相当な期間放置していない限りさび付くこともありませんし、湿気のない場所で保管しておけばOKです。
切れ味が悪くなった来たなと思ったら#1000前後の砥石で砥げば切れ味が回復しますよ。
素材の性質上、カーボンブレードよりも砥ぐ回数が多くなりますが問題なく砥ぐことが出来ます。
砥ぎ方のポイント
荒砥石・中砥石・仕上げ用砥石(もしくは革砥)などを順番に使っていくといった工程。
正直これは理想論なので我々素人が日々のメンテナンスをするという程度のものであれば中砥石ひとつあれば十分だと思います。
番手で言うと#1000前後があれば大丈夫です。
僕もキャンプに行く前は必ず砥いでいきます。簡単なのでぜひチャレンジしてみてください。
カーボンブレードはちょっと玄人向けというイメージがあるかもしれませんがまったくそんなことありません。
ステンレスに比べると錆びやすいという特徴はありますが、その分薄く砥げますので切れ味は抜群です。
鶏肉なんかを捌くときは違いが顕著に出ると思いますよ。
砥ぎ方はステンレスと同じですがステンレスよりも砥ぎやすいためあまり力を入れ過ぎると思った以上に砥げてしまうので優しく扱うのがポイントです。
ステンレスナイフを研いでからカーボンを研ぐとその砥ぎやすさに驚くと思います。
錆防止としてオイルを塗って水分から守る方法が一般的ですが、黒錆び加工といってわざと黒錆びを発生させてブレードを保護する方法も見た目のカッコよさから人気です。
黒錆び加工はお酢や紅茶など家にあるものでできるのでご興味があればチャレンジしてみてくださいね。
改めてオピネルナイフの魅力はアウトドアにぴったりの風合いとコンパクト性にあると思います。
調理用として本当に使いやすいナイフなのでひとつ持っておいて損はありません。
僕はNo.9を使っていますがこれはモーラナイフと同じようなサイズ感で使うことが出来ますので非常に使いやすいです。
手のサイズや用途に合わせて色々選べるのもうれしいですよね。
ぜひチェックしてみてくださいね。
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