- 寝具についておさえるべきポイント
- 冬でも使えるおすすめのシュラフ(寝袋)
- 寝床にするマット・コットについて
初心者が陥りやすい失敗として寝具を甘く考えていて一睡もできなかった・・・なんてことがありますよね。
癒しを求めていったキャンプのはずが、十分な睡眠が取れなくて帰り道めちゃくちゃ眠くなって危なかったという経験はたぶん誰にでもあるはずです。
僕がまさにそうでした。冬に行ったキャンプで春夏用のシュラフでイケるだろうと思って舐めていたのが運の尽き・・・一睡もできずにガタガタ震えて朝を待つという過酷なキャンプになってしまいました。
なのでそんな思いをしないためにも初心者でも手に入れやすいコスパの良い寝具をピックアップしてみましたのでぜひ最後まで読んでみてください。
この記事を読めばシュラフだけでなく、おすすめのコット・マットなどの寝具も分かるので一石二鳥です。
キャンプの寝具についておさえるべきポイント
キャンプでは焚火や料理のことばかりに意識がいってしまい、寝具については結構適当に準備してしまうことって意外と多くて、いざ寝るときになってから準備が不十分だった・・・というようなケースが多いです。
特にキャンプを始めて間もないときは、寝袋なんてどれも一緒でしょと考えてしまうこともありますよね。
改めて断言しますがキャンプでは寝具がもっとも重要であるということを伝えてくて記事しました。
キャンプの寝具とは主に以下のような要素で考えるといいですよ。
- シュラフ(寝袋)
-
シュラフのタイプについては「化繊」か「ダウン」かがあり、化繊シュラフは多少嵩張る代わりに洗濯可能なものが多く、濡れに強い特性があります。ダウンシュラフは軽量で小さく携行できる代わりに濡れると保温性が著しく下がるため対策が必要です。また化繊は比較的安価でダウンが高価です。
- マット類(コット・エアーマットなど)
-
キャンプにおいて寝具はシュラフだけでは不十分です。地面の上にそのままシュラフで寝ると地面の固さによって体を痛めることもあります。そればかりか疲労の回復ができないためクッション性のあるマットを用意するようにしましょう。
それぞれ選ぶポイントも解説していきますので必要であれば読んでみてください。
「必要ないよ」という人は以下のボタンからおすすめのシュラフまでジャンプできますよ。
シュラフ(寝袋)を選ぶポイント
シュラフを選ぶポイントは以下の点を考慮すると失敗がないと思います。
- 対応温度
- 中綿の種類(化繊かダウンか)
- 収納サイズ・重量
- その他機能(撥水性など)
順番にみていきましょう。
⓵:対応温度
シュラフには対応温度があります。
- 快適外気温度(もしくは快適使用温度)
- 下限外気温度(もしくは下限使用温度)
- 限界使用温度
というような表記が収納袋やタグに記載されていると思います。
メーカー・ブランドによってその表記は変わりますがいずれも同じような意味だと捉えて問題ありません。
一番信頼性の高い基準がヨーロピアンノームという基準です。
EN(ヨーロピアン・ノーム)とは、EU諸国における統一規格として制定されている規格の総称で、ヨーロピアン・スタンダードとも呼ばれます。スリーピングバックに関する温度表記についてはEN13537で算出が定義されています。今までは各メーカーが独自の方法で算出されていた使用温度を、同一基準で示しています。検査は認定された第三者機関が行う公平なもので、各メーカーの独自基準に基づく使用温度表示とは一線を画すものといえます。
NANGAホームページより
夏場はどんなものでもそこまで問題ありませんが、冬は自分が使う環境をしっかり調べていかないと寒くて眠れないケースもあるので注意が必要です。
僕も冬キャンプを始めたての頃、夏用シュラフで真冬にキャンプをしたことがありますが寒くてガタガタと震えながら朝を待ったことがあります。
キャンプ場に聞けば大体教えてくれますので「一番寒くて何度くらいまで下がりますか?」と確認してみましょう。
寒がりの人は+5℃くらい余裕をもって快適温度を基準に選ぶといいと思います。
寝具以外の寒さ対策についてはこちらの記事がおすすめです。
②:中綿の種類(化繊かダウンか)
シュラフには大きく分けて2つのタイプがあります。
はじめに少し触れましたが改めて特徴を解説します。
- 化繊シュラフ
-
中綿にポリエステルやメーカー独自の素材を使用したシュラフで濡れに強く洗濯可能な製品が多い。比較的安価で購入できる点はメリットですが、同じ対応温度のダウンシュラフと比較すると収納サイズと重量が大きくなる点がデメリット。
- ダウンシュラフ
-
中綿にダウンを使用したシュラフで非常に軽量かつコンパクトな収納が可能という点が最大のメリットです。。そのため登山で好まれていますが、濡れると保温性が著しく低下するため雨や結露が予想される場合にはシュラフカバーを用いて対策する必要があるというデメリットがあります
それぞれのメリットデメリットを表にまとめました。
化繊シュラフ | ダウンシュラフ | |
---|---|---|
価格 | 安い | 高い |
携帯性 | かさばる | コンパクト |
重量 | 重い | 軽い |
保温性 | ものによる | 温かい |
耐水性 | 強い | 弱い |
自分のキャンプスタイルにはどっちがマッチしているかで選ぶとミスのない選択ができると思います。
僕はバックパックキャンプですがタープ泊がメインでハードな環境下で使うことが多いので表面の撥水性の高い軍用の化繊シュラフ、「スナグパックソフティーエリート3」を選びました。
登山ほどの長い距離を運ぶわけではありませんし、収納バッグにコンプレッション機能(圧縮機能)が備わっているので他の化繊シュラフに比べるとかなり圧縮できますのでバックパックキャンプでも十分使えています。
③:収納サイズ・重量
商品詳細にはサイズ・重量も記載されています。
オートキャンプならそこまで気にする必要もありませんが、バックパックキャンプまたは車で行ったとしても駐車場からサイトまでの距離が遠いキャンプ場では結構重要なポイントになると思います。
先ほど書いた通り化繊シュラフは比較的大きく重く、ダウンシュラフは軽量コンパクトという特徴がありますが価格帯が全然違うので悩ましいところですよね。
予算を気にしないのであればダウンの方がいいかもしれませんがそういうわけにもいきませんよね。
なので車とサイトの往復回数を減らすためにカーゴの導入なども視野に入れると選択の幅が広がるかもしれません。
カーゴとはこんな感じのアイテムです。
こういったアイテムがあると大荷物のキャンプでも比較的楽に搬入出ができますよ。
④:その他機能(撥水性など)
シュラフを選ぶポイントの最後は機能性についてです。
「シュラフの機能?対応温度のほかに何があるの?」と思うかもしれませんが以下の点が備わっていると便利です。
- コンプレッション機能(圧縮機能)
- 撥水加工
- サイズ調整機能
- 連結機能
これらの機能も自分にとって必要かどうかで決めるといいですよ。
機能がついている分コストがかかっていますので必要のない分の値段にまでお金を払う必要はありません。
マット類(コット含む)を選ぶポイント
シュラフが決まったら次は寝床です。
寝床にはコットやマットなどを使いますが、これらもテント・シュラフと同じくらい重要なキャンプギアと言っていいと思います。というのもいくら良いシュラフを使っても地面にそのまま寝るのはかなり辛いです。
場所によってはシュラフに穴が空いてしまうこともあります。なので寝床には最低でも何か敷くものが必要になります。
- マットの種類
- R値
マットについてはそこまで比較するポイントはなくて、単純にどのタイプのマットにするかと、R値と言われる地面からの冷気をシャットアウトできる基準だけ気をつけておけば大きな失敗はありません。
①:マットの種類について
マットには以下の種類があります。
- コット
- インフレーターマット
- エアーマット
- フォールディングマット
寝心地も上から順に快適性が高いです。
選ぶ基準については以下の表を参考にしてもらえれば分かりやすいかと思います。
寝心地 | 携帯性 | R値 | |
---|---|---|---|
コット | 最高 | 嵩張る | |
インフレーターマット | 快適 | 嵩張る | 高め |
エアーマット | 快適 | コンパクト | 選択可能 | 広範囲から
フォールディングマット | 普通 | 軽量 | 嵩張るけど低め |
これらの項目を比較してみて、自分のスタイルで考えたときに寝心地を重視したいならコットやインフレーターマットがおすすめですし、多少寝心地は我慢するけど携帯性が良いものがいいならエアーマットやフォールディングマットがおすすめです。
②:マットのR値について
R値とは地面からの冷気をどれだけ遮断できるかという指標で数字が高いほど冷気を遮断できます。マット類では有名ブランドとして知られているシートゥサミットのHPより参考画像を添付しておきますね。
シートゥサミットのHPによると冬キャンプでは4以上のR値は欲しいという説明がありますがR値は足し算が出来ますので組み合わせて使うという方法もOKです。
R値が高いものは高価になりがちなので3シーズン用のものや銀マットなどを組み合わせて使っているキャンパーさんが多いですね。
寒い時期はR値が重要になりますのでR値が低いフォールディングマットを使う場合はその下にアルミシートやブランケットを敷いて地面からの冷気をカットする工夫が必要です。
僕もR値の概念すらないフォールディングマットを使っていますが、真冬のキャンプではグランドシート+アルミシート+フォールディングマットで問題なく寝ることが出来ています。
冬でも使えるおすすめのシュラフ(寝袋)
それではお待たせしました。
いや、お待たせしすぎたかもしれません。
おすすめのシュラフを紹介していきますが、主に3シーズン以上のものをピックアップしたいと思います。
理由は冬以外のシーズンならぶっちゃけ何でも大丈夫だからです。春夏ならぶっちゃけ100均で売っているものでもなんとかなります。
なのでここでは秋冬でもOKな品質のものを厳選しましたが、僕は静岡住みで比較的暖かい地域基準なので、雪中キャンプなどの厳しいキャンプは想定していません。
実体験としては真冬のふもとっぱら、気温にして-10度~0度くらいまでを目安に3万円以下までの予算で購入できるものだけを選びましたのでその点だけご了承くださいね。
そりゃ金額に気にしなきゃナンガやイスカなどの高級シュラフ選んでおけば間違いないですから(笑)
はいこの3つ、まず失敗のない選択だと思います。
一つ一つの特徴や使用感を解説していきますので参考にしてみてください。
コールマン|大人用寝袋(マミー型)
- 化繊シュラフでめちゃくちゃ温かい
- 冬以外だと暑すぎるくらい
- 首周りの保温機能もしっかりついてる
大きさや重さを考慮しなければコスパ最強はこのシュラフだと思います。
10,000円以下で買えて冬でも使えるのはこれしかないんじゃないかと思えるくらいの性能を備えています。
うちは子供用に購入したんですが妻も欲しくなり買い足すことになりました(笑)
カラーはカーキ系とライトブルーがありどちらも性能は同じです。
レビューにある通り収納袋にしまうときに結構体重かけないとしまえないんですけどコツさえつかめば大丈夫です。
たださっきも書きましたが大きいです。
車で行くなら問題ありませんが電車などで行くにはちょっと無理があると思いますのでその点だけ注意ですね。
ネイチャーハイク|スノーバード
- 冬対応のダウンシュラフでこの価格は神
- コンパクトな収納サイズ
- サイズ・ダウン量が選べる
M/510g | M/880g | L/560g | L/980g | |
---|---|---|---|---|
使用時サイズ | 190×75cm | 190×75cm | 205×80cm | 205×80cm |
収納サイズ | φ16×39cm | φ20×41cm | φ19×40cm | φ21×41cm |
重量 | 0.98kg | 1.48kg | 1.05kg | 1.6kg |
快適外気温度 | 2℃ | -7℃ | 2℃ | -7℃ |
下限外気温度 | -4℃ | -15℃ | -4℃ | -15℃ |
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正直価格帯でこの品質はどうかしてます。
サイズとダウン量を選べますが現状選ぶことが出来る一番大きいLサイズでダウン量が多いものでも25,000円前後というのは破格です。
Mサイズでも十分な大きさがあるのでそこまで大柄な男性でなければMサイズでも十分でしょう。
首周りの寒さ対策もしっかりされていてしかもボックスキルト構造なので継ぎ目から冷気が入ってくるような安物のダウンシュラフとは違います。
ボックスキルト構造というのは結構コストがかかる製法なのでこの価格で実現できているのは相当な企業努力だと思います。
ダウンシュラフはもともと高価なものですが最近では安く販売されているものもあるにはあります。
ですが信頼できるブランドのものでないと獣臭がしたり、品質に問題があったりしますのでネイチャーハイクのような実績のあるブランドのものを選びたいですね。
現時点でダウンシュラフを予算内で購入するならこれ一択です。
スナグパック|ソフティーエリートシリーズ
- 軍用品として50ヶ国で採用
- 化繊なのにコンパクト
- 丸洗い可能
エリート2 | エリート3 | エリート4 | エリート5 | |
---|---|---|---|---|
使用時サイズ | 220×87.5cm | 220×87.5cm | 220×87.5cm | 220×87.5cm |
収納サイズ | φ18×39cm | φ22×39cm | φ24×42cm | φ26×42cm |
重量 | 1.3kg | 1.6kg | 1.95kg | 2.4kg |
快適温度 | 2℃ | -5℃ | -10℃ | -15℃ |
限界温度 | -3度 | -10℃ | -15℃ | -20℃ |
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スナグパックは世界中で信頼されているブランドで軍用品として採用されているという点からも納得の品質だと思います。
足元は軍用ブーツのまま入っても大丈夫なようにしっかりと補強されているという徹底ぶり。
ソフティーエリートシリーズのほかにも色々なラインナップはありますが、冬でも使うことを考えるとソフティーエリートでいいと思います。
ソフティーエリートにも2から5までのグレードがあって表にあるような選択肢があります。
一番グレードの高いものでも30,000円以下という価格は他の同じ使用温度のものと比較しても良心的だと思います。
しっかり冬でも対応できるシュラフが欲しいけど流石に有名ダウンシュラフは手が届かない・・・という人にはまさにぴったりなシュラフです。
僕も使っているスナグパック|ソフティーエリート3についてレビュー記事を書きました。
寝心地重視のコットか携帯性と使いやすさのフォールディングマットか
シュラフが決まったら次はマット類です。
- コット
- インフレーターマット
- エアーマット
- フォールディングマット
当然、補修キットなどで修理できますが焚火の火の粉が飛んでしまったりすると、インフレーターマットもエアーマットも空気を入れて使うという点では穴が空いたら使えないというデメリットがあるので、個人的にはコットかフォールディングマットのどちらかをおすすめしています。
なのでまずはおすすめのコットをピックアップしますね。
おすすめのコットはこの3つ
3つともDODからになっちゃいましたが本当にコスパいいのでこうなりました。
安さだけで言えば他にもキャプテンスタッグやムーンレンスなどもありますが、品質も一定のクオリティがあるという条件を加えるとこのラインナップが妥当だと思います。
個人的にポイントとしているのは「脚の本数」と「幅」で、本数は4本がベストバランスで、幅は最低70cm以上必要だと思っています。
それをクリアしているのがこの3つということですね。
シュラフも同じですが金額さえ出せば他にも良いものはあります。ヘリノックスとかね。
でもぶっちゃけ価格差ほど性能に差はありませんのでそれなら品質と価格のバランスが取れている方がいいですもん。
コットは基本的に体の下の風通しがいいので冬場に使う際は下からの冷気を遮断する工夫が必要です。
DOD|バッグインベッド
- 名前の通りコンパクトになる
- コットの中では軽量
- それでいて十分な幅
個人的ベストバイはこれです。
小さめのワンポールテントでもぎりぎり使える大きさで寝心地もいいです。
何よりコンパクトに携帯できるのが一番の魅力です。コットを持っていくという選択をした時点で大荷物になりやすいんですが、これならぎりぎりバックパックキャンプにも持っていくことが出来ます。
そんなにコンパクトになるのに幅は72cmと十分な広さがあるので窮屈さを感じることはありませんでした。
個人的に70cmを下回ると窮屈な感じ。
当然他のものを少し控えめにする必要は出てきますが、それでも快眠を約束されるなら十分持っていく価値はあります。
DOD|ワイドキャンピングベッド
- 77cmの幅広ゆったりサイズ
- 張りはやわらかめ
- ハンモックに近い寝心地
同じくDODのコットでこちらはワイドタイプ。
文字通り幅が広く77cmとコットの中でかなり広く、その分沈み込みが他のコットよりも深くなります。
硬い布団で寝るのが苦手という方はむしろいいかもしれませんね。
深くなるということはハンモックに近い包まれたような感覚に近くなりますが、降りるときにちょっとコツがいりますのでそれを踏まえたうえで使うといいかもしれません。
あとは価格が安いのでおすすめです。
DOD|ウルトラクールキャンピングベッド
- メッシュで通気性抜群
- 夏でも蒸れにくい
- 77cmのワイドサイズ
最後もDODですが、メッシュコットは珍しいので選びました。
コットって意外と蒸れます。夏は特に寝汗が染みこむくらいには。
もちろんコットじゃなくてもマットでも蒸れるときは蒸れるんですが、このメッシュコットなら通気性が高くなるので蒸れにくいです。
ちなみに当たり前ですが他のコットよりも冬はさらに寒いのでその点だけ注意してくださいね。
バックパックには入らないので持っていませんが、もしこれのコンパクトバージョンが出たら速攻でポチろうと思ってます。
DODさんお願いします!
コスパ重視ならマットがおすすめ
「キャンプだしそこそこの寝心地で十分だよ」という人にはマットがおすすめです。僕も実際にマットで寝ることが一番多いです。
マットは結構選択肢があります。
基本的に構造はどのブランドも同じですし違いがないようにも見えます。
強いて言えばアルミ蒸着の有無やR値といいって地面からの温度を遮る基準値の違いなど選ぶポイントはありますが、ぶっちゃけそこまで気にする必要はありません。
というのもフォールディングマットを選択する時点で高いR値のものはないからです。
フォールディングマットのR値はせいぜい2~2.6くらいのものが限界ですが、個人的に暖かい地域の冬ならこのくらいの性能があれば十分だと感じています。
なのでこの記事では以下の3つをピックアップしました。
いずれも超ド定番のマットですが間違いないマット達で実際に購入者も多い商品です。
サーマレスト|Zライトソル
- 一番メジャーなモデル
- 登山用設計で幅がコンパクト
- クッション性と耐久性が高い
フォールディングマットと言えばこのマットと言われるくらいメジャーな商品で、アルミ蒸着されているフォールディングマットの元祖といってもいいかと思います。
もともと登山向けの商品なので他のマットよりも幅は狭く設計されています。
そのため寝返りを頻繁にする場合は多少はみ出てしまうかもしれません。
他のマットよりも高いのは耐久性に優れている点を考慮すれば妥当な金額だと思いますので長く使いたい人はおすすめのマットです。
モザンビーク|キャンプマット
- サーマレストよりも高いR値
- コスパ最強
- マットは硬め
サーマレストは高いよ・・・という人はこれがおすすめです。
半額近くの価格でR値は2.6という数値となっておりコスパで考えたらこれが強いです。
僕も次買うならこれでいいと思ってます。
収納袋もついていますので持ち運ぶときにバラバラと広がらないという点も地味にうれしいですね。
一応正式名称は「アルミナムフォーム」ですがたぶん誰も知らないと思います(笑)
キャプテンスタッグ|EVAフォームマット
- R値はないけど問題なし
- とにかく安い
- 気にせず使える
最後はこれです。
僕も長年愛用しているマットで、アルミ蒸着もないですしR値の記載もありませんが真冬でも問題なく使ってます。
さっきもいいましたがそもそもR値2とか2.6なんてそこまで高い数値ではありませんのでマットを選ぶ時点で気にする必要ありません。
シュラフさえしっかりしたものを使っていればなんとかなるんです。
話を戻しますがクッション性はやわらかめなので寝心地はさっきの2つのマットよりいいかもしれません。
同じ日に寝比べたことはありませんが、サーマレストはちょっと硬くて友人が使っていたモザンビークはさらに硬いです。
やわらかい寝心地が良いならキャプテンスタッグがおすすめです。
なにより安いので焚火の近くで座布団替わりに使って火の粉が飛んでもまったく気にならないのがいいですよ。
まとめ:シュラフとマットの組み合わせがベストバランス
僕的な結論はやっぱりシュラフとマットの組み合わせがいいと思います。
このスタイルをベースにしておけば後でコットが欲しくなって買い足してもコットの上にフォールディングマットを敷いて使うこともできますのでバリエーションが広がります。
この組み合わせが一番多くの方にマッチする選択かなと思います。
予算が厳しいよって場合はマットをキャプテンスタッグに変えるといいですよ。
シュラフはやっぱり妥協しない方がいいので。
僕は長らくこのスタイルでフットワーク軽くキャンプに出掛けていますがこれから先もおそらくは基本このスタイルから変わることはなさそうです。
というのはキャンプ一番重視しているポイントが「撤収の楽さ」だからです。
なんだかんだキャンプって疲れるのでその中で大量のギアを片付けるのって嫌いなんですよね(笑)
だからテントも設営撤収が簡単なタープ泊スタイル、さっと畳むだけのフォールディングマット、バックパックに収まるシュラフにまとめているというわけですね。
それでも最近荷物は増え始めているんですが・・・。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
このブログではキャンプ初心者の「わからない」をやさしく解決!というコンセプトで発信しています。
何からはじめればいいのかわからないというビギナーに向けてロードマップもありますのでよかったらぜひチェックしてみてくださいね。
それでは!
コメント
コメント一覧 (2件)
初コメ失礼します。
初心者向けにも関わらず、とても内容が充実されてるのでスゴく面白いです!いつも勉強になります。
コールマンのオールウェザー愛用者です。以前、大寒波が来て夜中にマイナス9℃まで冷え込んだ事がありました。
この温度では化繊シェラフだとほぼ使い物になりませんが、これはある程度重ね着すれば朝までしっかりと保温してくれます。
コットと併用すれば、5℃くらいのキャンプでは余裕でいけるのではないでしょうか(^^)
コメントありがとうございます!
コールマンいいですよね。
これでもう少し小さくなったらいうことないんですけどね笑
しかしマイナス9℃のキャンプとはかなりのツワモノですね・・・。
精進します^^