- エバニューチタンマグ500が気になっている
- スタッキングの例が知りたい
- どんな料理に向いている?
キャンプやトレッキングで定番のULクッカー「EVERNEW(エバニュー)|チタンマグポット500」
多くのキャンパー・ハイカーに絶大な人気を誇っているのには理由があるんです。
本記事では「EVERNEW(エバニュー)|チタンマグポット500」の魅力をたっぷり解説しながら、実際に僕がどんなスタッキングをしているのかを紹介していきたいと思います。
UL系クッカーを探している人は参考になると思いますのでぜひ最後まで読んでみてくださいね!
EVERNEW|チタンマグポット500の特徴
サイズ:径97×深さ87mm
容量:550ml(目盛付き)
質量:75g
素材:純チタン(国内製造)
生産国:日本
EVERNEWは日本のメーカーで製造も物作りの町、新潟県燕三条で作られているので信頼感が違います。
また、実は世界で一番初めにチタン製クッカー(コッヘル)を世に出したのがEVERNEWなんです。
名前の由来も「もっともっと新しく」という創業者の思いが込められていて、製品を手にした人はその使いやすさと品質の良さを感じざるを得ないでしょう。
まるでAppleのようなブランドですね。
そんな背景もあって僕はこのEVERNEWの製品の虜になってしまい、このTi Mug Pot(チタンマグポット)500の他にもアルコールストーブ・Ti U.L. Pot(チタンULポット600・Ti Demitasse (チタンデミタス)220などを愛用しています。
とにかく軽量コンパクト
500というネーミングの通り容量は550mlですが実際は500mlくらいの湯沸かしに使えます。
目盛りがついているので使う用途によって確実な計量ができるのでアウトドアで貴重な水分を無駄にすることなく使うことができます。
そして何と言っても75gという超軽量設計。
キャンプでもトレッキングでも荷物は軽い方がいいです。荷物の軽量化に大きく貢献すること間違いなしなのでUL勢でに人気が高いのも頷けますよね。
目盛り付きだから便利
この手のクッカーは他にもありますが目盛りがついているタイプは重宝します。
ULクッカーを選ぶということはトレッキングにも使うという方も多いと思いますが、トレッキングや登山では水が非常に貴重なので、使うときは一滴も無駄にしたくありませんよね。
そんな時にこの目盛りがあると登山飯やコーヒーに使うお湯を適量で沸かすことができます。
目盛りは200ml・400mlとその横に10oz・15ozがついています。
コーヒーを沸かす時は体大使うカップに水を入れて必要な量を目分量でも量ることができますが、カップヌードルなどを食べるときは375mlと表示されています。
スープも全部飲み干すことを考えると375mlだとちょっと多いかなと思うので350mlくらいが好きです。
350mlを量るときは10ozと400mlのちょうど間くらいにすれば大体350mlになるので僕はそうやって量っています。
実際に使った感想(メリット・デメリット)
実際に使ってみた感想をメリット・デメリットに分けて解説していきます。
まずまとめるとこんな感じ。
- とにかく軽くてコンパクト
- 目盛りが便利
- すぐにお湯が沸く
- 水切れが良く注ぎやすい
- 調理には不向き
- ちょっと高い
メリット①:とにかく軽くてコンパクト
使ってみてというより、まず驚いたのはその軽さとコンパクトさです。
特徴でも書いた通り75gという驚愕の軽さはバックパックスタイルの僕にとっては非常に助かってまして、他のギアをスタッキングしてもそこまで重くならないのが嬉しいポイント。
軽さの秘密は0.3mmというその薄さにあります。
加工が難しいとされているチタンを極限まで薄くできたのも物作りの町、燕三条で作られているからだと思いますが、その中でもここまで削ぎ落としているのはEVERNEWだけです。
そんなところにもこだわりを感じますしちょっと自慢したくなるポイントになっているんですよね。
男心をくすぐられますよね。
またソフトタイベックで作られた収納袋もちょうど良いサイズでこのチタンマグポット500と燃料ボトルの60mlやライターなどの小物をまとめて入れられるので便利です。
僕も野山の散策で持っていくときはヒップモンキー2などのショルダーバッグに入れて持って行っています。
メリット②:目盛りが便利
特徴のところでも書きましたがやっぱり目盛りがあると水を節約できるのでありがたいです。
コーヒーなら200ml、カップラーメンなら300〜350mlといった様にある程度目安となる水の量が決まっているので、自分が持っていく食べ物に使う水の量を把握しておけば水を節約しつつちゃんとした食事にありつけます。
目盛りの200ml・400mlというのは本当によく考えられていて、大体のものが200ml前後で一人前に使うお湯の量になっているかと思いますが、ソロやディオに使いやすい分量が200・400mlというわけですね。
メリット③:すぐにお湯が沸く
チタン素材は熱伝導率が悪いとされていて、料理には不向きというのが一般的です。
もちろん炊飯をしたりするにはアルミ素材のクッカーには敵いませんが、このEVERNEWの薄さ0.3mmで作られたクッカー達はアルミクッカー以上に素早くお湯を沸かすことができます。
アウトドアシーンではアルコールやガスなどの燃料を使った調理がメインになるかと思いますが少しでも燃料を節約するためにも「すぐにお湯が沸く」というだけのことが非常にありがたいわけです。
メリット④:水切れが良く注ぎやすい
また注ぎ口があるのがわかると思いますが、これが非常に水切れが良いんです。
ドリップコーヒーを作るときもこの水切れの良さが大活躍で、細くお湯を注ぐことができますので少量のお湯を落とすことができます。
またアルファ米や登山系のレトルト食品は袋にそのままお湯を注ぐことが多いですが、そんなシーンでも無駄なく簡単にお湯を注ぐことができます。
クッカーとしてよりもケトル(やかん)として使うことの方が多いと思いますのでこの水切れが良いというメリットは非常に大きいですよ。
デメリット①:調理には不向き
さっきも書いた通りクッカーとしてよりもケトルとしてお湯を沸かす用途に使う場面の方が多いと思いますが、クッカーとして何かを炒めたりするには不向きと言えます。
炒めたり焼いたりという用途には鉄製・アルミ製のクッカーの方が向いていますので色々な料理をしたいという人は別のクッカーを選んだ方がいいと思います。
僕もキャンプで肉を焼いたり煮込み料理を作りたいときは「ミニトランギア(レビュー記事はこちら)」などの別のクッカーを持って行くようにしています。
なのでこのチタンマグポット500を使うときはコーヒーを淹れるときやインスタント・レトルト食品を作るときの湯沸かしに使う目的で使う人が多いです。
メリット③でも書いた通りアルミ製クッカーよりも早くお湯が沸きますからね。
デメリット②:ちょっと高い
多くの人が感じるデメリットの中でも価格がちょっと高いという点が一番悩むポイントではないでしょうか。
「お湯を沸かすだけのギアのために5,000円ちょっと出すのはなぁ」といった感じでしょうか。
僕も同じように感じていました。
なのでチタンマグポット500を購入したのもはじめて知ったときから数年後でしたが、実際に使ってみると買ってよかったと思っています。
理由はスタッキング性能が高く、トレッキングにもぴったりなので幅広い用途で使うことが出来るからです。
キャンプだけでなく海や川、野山を散策するときにも持って行けるサイズなので目的地でコーヒーブレイクをするのに大活躍してくれます。
軽量なのもあってこの携帯性の高さは他のギアでは実現は難しいと思います。
他社製品との比較
デメリット④でも書いた通りちょっとお高めのギアということもあって、もちろん他のギアとも比較しました。
僕が比較したのは以下のギアです。
EVERNEW Ti MugPot500 | TITAN MANIA チタンマグカップ550 | TOAKS ショートハンドルポット550ml | |
---|---|---|---|
サイズ | Φ97×87mm | Φ95×84 | Φ95×80mm |
容量 | 500ml | 550ml | 550ml |
重量 | 75g | 100g | 72g |
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まずマグポットを探すにあたって僕が前提にしたポイントは以下の通りです。
- 容量500ml前後
- 軽量であること
- 蓋とハンドルつき
500mlというのはトレッキングでのコーヒータイムに丁度いいサイズだということと、中にアルコールストーブや風防などをスタッキングしてスマートに収めたかったからです。
これ以上大きなものになると中に無駄なスペースが出来てしまうので今一つ綺麗にスタッキングできないので500mlという容量で探しました。
トレッキングなのでもちろん軽量であればあるほどいいですし、余計な荷物が増えないようにハンドルと蓋があらかじめついているもので探しました。
この条件に当てはまったのが上記の3つのマグポットでした。
TITAN MANIA(チタンマニア)は大阪の企業でTOAKSはカリフォルニアの企業でいずれもアウトドアシーンでは有名なブランドなのでEVERNEWと同じように信頼のあるメーカーです。
もっと安いものもありますが、火で熱しますし口に入るものなので信頼度は高い方が良いです。
結果的にEVERNEWのものにしたのは僕がEVERNEWファンということやEVERNEWのものを使っているからという理由が大きいです。
価格はいずれも同じような感じなのであとは好みの問題かなと思います。
どれを選んでもスタッキング性は変わらないと思いますがEVERNEWのものなら同じEVERNEWのストーブセットの風防にぴったりハマる底面になっているので後から欲しくなった際にスッキリ収まります。
セットになっているものもあってアルスト・五徳兼風防などすべてをマグポットの中にスタッキングできるのでこちらがおすすめかもしれません。
興味があればぜひチェックしてみてください。
EVERNEW|チタンマグポット500のスタッキング例
スタッキングについては実際に僕がどんなセットで組んでいるかを紹介したいと思います。
スタッキング内容はこんな感じ。
- EVERNEW|Ti Mug Pot500
- EVERNEW|Ti Demitasse 220
- EVERNEW|チタンアルコールストーブ
- EVERNEW|燃料ボトル30ml
- 野鋭具兵学校|風火蔵
- ライター
- スティックコーヒー
これらすべてがTi Mug Pot500の中にすべてすっぽり収まります。
- Ti Demitasse(チタンデミタス) 220
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Ti Demitasse(チタンデミタス) 220を使い始める前まではSEA TO SUMMITのXカップを使っていましたが、これだと蓋がちゃんと閉まらずにモヤモヤしていました。
そこで収まりの良いカップを探したところ、このTi Demitasse(チタンデミタス) 220に出会ったというわけです。
これのお陰で蓋もぴったり閉まるようになって満足しています。
- チタンアルコールストーブ
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EVERNEWといえばチタンアルコールストーブ(レビュー記事はこちら)を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
タク僕も一番初めに手にしたEVERNEW製品はこのアルストです。
何といっても軽量コンパクトで火力が強い点が気に入っています。
そのため火力調整をするため蓋や燃料を入れて保管するためのキャップなどはついていません。
なので基本的には最大火力で燃料が燃え切るまで使いきるタイプです。使う場面によって必要な燃料の量を把握して使うといった玄人感もたまらんです。
- 燃料ボトル30ml
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前は60mlを使っていましたが60mlだとこれまた蓋が閉まらないので30mlに変えました。
30mlだと大体5分の燃焼が出来て約400mlのお湯を沸かすことが出来ます。
Ti Demitasse 220で使うお湯の量なら15mlで沸くので概ね2杯分の湯沸かしが出来ます。
コーヒー以外にもカップラーメンを食べたりするならチタンマグポット500の中にスタッキングするのは諦めて60mlのボトルを別にして持って行きます。
いずれにしても付属のソフトタイベックで作られた収納袋にまとまるのでぶっちゃけ無理にスタッキングする必要はないんですが、気持ち的にすべてすっぽり収めたい気持ちもわかってください(笑)
- 風火蔵
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野鋭具兵学校の「風火蔵」という五徳兼風防です。
おそらく、このチタンマグポット500にスタッキングする五徳兼風防と言えばミュニークのXメッシュを思い浮かべると思います。
僕も同じようにミュニークのXメッシュを買おうか悩みました。
ですが、色々な調べていくうちにこの風火蔵を知ってしまったらもうこれ以外の選択は考えられませんでした。
展開が一瞬でできて風の力を利用してアルストの火力を高める仕組みになっていたり、変形させてコーヒーのドリッパーになるギミックなど、ロマンに満ち溢れたギアの虜になってしまいました。
ご興味があれば野鋭具兵学校のHPでチェックしてみてください。
- その他
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ライターやコーヒーなどの細かいものはスタッキングしてもいいですし、ソフトタイベックの収納袋に入れてもいいと思います。
マッチやガストーチはもちろんファイヤースターターでも着火できるので着火する道具はお好みでOKです。
コーヒーも僕はゴミが出にくいスティックタイプのものを好んで持って行くことが多いです。
お気に入りはブレンディのココアやミルクティで、割とカロリーもあるので行動食としても優秀だと思いますよ。
まとめ
EVERNEW|Ti MugPot500(チタンマグポット)をレビューしました。
僕はキャンプよりも、トレッキングや野山の散策などのちょっとした散策で持って行くことが多いギアです。
実家の山でたけのこを掘りに行くときや、山菜狩りにも持って行って休憩の時にコーヒーを楽しんだりしています。
僕的におすすめしたい人はこちら
- トレッキングをする
- 海や山を散策する
- デイキャンプをする
こういったアクティビティの時に気軽にお湯を沸かしたいと思っている人は買って損はないギアです。
ぜひチェックしてみてください!!
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