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タク
TAKECAMP管理人
こんにちは。TAKECAMP管理人のタクと申します。キャンプが好きすぎてブログ書いています。基本的に秋冬のキャンプが大好物です。よろしくお願いします。

キャンプ歴:20年以上
年間宿泊数:20泊前後
スタイル:バックパック
好きなギア:ファイヤーボックスG2、UCOキャンドルランタン

全てがちょうどいいアルミクッカー|ミニトランギアをレビュー【アルストもセット】

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11/29 (金) 0時~12/6 (金) 23時59分

  • ミニトランギアを実際に使った感想は?
  • スタッキングしやすい?
  • どのクッカーがシンデレラフィットする?

キャンプで使うクッカーを探していて、ミニトランギアが気になっている人はいませんか?

本記事ではミニトランギアの特徴やスタッキングの例やシンデレラフィットするギアの組み合わせなど、実際に購入して使っている僕なりの感想を交えてレビューしていきたいと思います。

タク

結論めちゃくちゃ使いやすくて見た目も無骨でカッコよく、一軍ギアに仲間入りしました。

記事を読めばミニトランギアの魅力、メリット・デメリットが詳しく分かるのでぜひ最後まで読んでみてください!

この記事を書いている人

管理人:タク

年間20泊くらいしているキャンパー|最近はデイキャンプも楽しいと思っている|キャンプの他にも釣り・カメラと多趣味で困っている

よろしく!
目次

トランギアについて

出典:イワタニプリムス|トランギア公式サイト

トランギアは1925年にスウェーデンで生まれたブランドで、ストームクッカーというクッカーセットが世界中で人気が高く、登山を楽しむユーザーにも愛用されています。

またキャンプブームと共に爆発的に認知度が高まった道具のひとつにメスティンがあります。今では百均でも売られているそのメスティンもトランギアの商品が一番有名ではないでしょうか。

トランギアの商品にはアウトドアで使うアルミ製調理器具を軸としたものが多く、同じ商品に改良を重ねて長く評価されているためまさに信頼と実績のブランドだと言えるのではないでしょうか。

ミニトランギアの商品概要

そのトランギアが出している人気製品のひとつにソロ向けのクッカーセット、ミニトランギアがあります。

ミニトランギアは表記上では収納サイズΦ15*7cm、総重量320gと非常に軽量コンパクトなセットになっていて以下のセットで販売されています。

  • 0.8ℓソースパン
  • 15cmのフライパン
  • ミニハンドル
  • アルコールストーブ
  • 専用五徳

ミニハンドルとはソースパンやフライパンをつかむことができる簡易的なハンドルのことで、クッカー自体に折り畳みのハンドルなどは付いておらず、それぞれミニハンドルを使って掴むことができます。

タク

後で書きますがこれが非常に画期的なんですよね。

アルコールストーブはトランギアの代名詞とも言えるギアでスウェーデン軍にも採用されたことがあるほどのギアで、そのアルコールストーブをセットするための専用五徳もセットになっています。

セット内容はこんな感じですがメインのソースパン・フライパン、そしてアルストについてもう少し詳しく解説しますね。

ソースパンとミニフライパンについて

ご飯一合炊いて肉を乗せただけ!

ソースパンは0.8ℓサイズでソロにはちょうど良いサイズ。

素材は無垢のアルミでこれがまためちゃくちゃ無骨でかっこいいです。

アルミなので熱伝導率が高く湯沸かしや炊飯がしやすいのも特徴ですが、フライパンはノンスティック加工が施されているため焦げつきにくく汚れも落としやすいので後片付けが楽ですよ。

内側に出っ張りがあってソースパンとカチッとしっかり固定することができるので移動中にばらけてしまうことはありません。

付属のミニハンドルは本当にピッタリハマるように作られているので変な遊びもなくしっかりホールドできますのでご安心ください。

スタッキングがしやすい丸型クッカー

色々なものがスタッキング可能!

トランギアといえばメスティンが有名でもしかしたらすでに持っている人も多いのではないでしょうか。

メスティンもアルミ製で炊飯がしやすく人気が高いギアですが長方形なのでスタッキングできるものも限られてきます。

ミニトランギアは丸型のクッカーなので色々なものがスタッキングできるのもメリットの一つ。

アルコールストーブについて

レトロで無骨なデザイン

トランギアのアルコールストーブは火力調整ができる蓋がついていて、使い終わったら消化することも可能です。

多くのアルコールストーブはふたが付属していないので燃料を入れすぎると燃え切るまで火がついたままになりますし燃料が無駄になってしまいます。

トランギアなら途中で消すことができるので経済的です。

あとはなんと言ってもビジュアルが良いです。

僕はエバニューのチタンアルコールストーブも持っていてそっちも好きなんですけど、見た目の無骨さは流石にトランギアに軍配があがります。

タク

軽量さを気にしない場面ではトランギアを持ち出す頻度が増えましたね。

ミニトランギアを使った感想

実際に僕がミニトランギアを購入して使ってみた感想をメリット・デメリットの観点から解説していきます。

ちなみに先日のキャンプではカットステーキ丼を作って食べました。

めっちゃ美味しかったです。

見た目がかっこいいのはもちろんですがそれは正直個人の好みにもよるので、ここでは機能的な面を中心に書いていきます。

まずはざっとまとめるとこんな感じです。

  • 軽量コンパクト
  • 調理がしやすい
  • グローブをしなくても扱える
  • 後片付けが楽
  • 蓋を開けるのにちょっとコツがいる
  • 炊飯している最中はフライパンでの調理ができない
  • アルミなので衝撃に弱い

一つずつ掘り下げていきましょう。

ミニトランギアのメリット

  • 軽量コンパクト
  • 調理がしやすい
  • グローブをしなくても扱える
  • 後片付けが楽

軽量コンパクト

素材がアルミでできているためステンレス製クッカーに比べると軽量です。

サイズもソロ用に作られているため無駄に大き過ぎずピッタリ。

アルコールストーブも中に収納できるのでこれだけですべて収まります。燃料も固形のボトルではなくパウチタイプの容器を使えば燃料も一緒に収納することも可能なのでバックパックキャンプでも省スペースなギアです。

また商品概要のところでも書きましたがミニトランギアは、クッカー自体にハンドルがついていません。

付属のミニハンドルで掴むシステムになっているんですが、これが意外と便利なシステムでソースパンとフライパンのそれぞれにハンドルをつけなくていいので軽量化に貢献しています。

調理がしやすい

素材がアルミということは熱伝導率が高く、効率的に熱を伝えることができます。

そのため食材に伝わる熱にムラが少なく焦げにくいという特徴があります。

炊飯もアルミ素材のクッカーが一番適していますのでミニトランギアでの炊飯はぜひチャレンジしてみてほしいです。

またフライパンのサイズも15cmとソロ用にはちょうどよく、ステーキだってちょうど一枚乗っかるサイズなので過不足なく使うことができますよ。

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ただ空焚きには弱いので食材が入っていない場合は火にかけないように注意しましょう。

グローブをしなくても扱える

クッカー自体にハンドルがついているタイプだと、直火にかけるとハンドルも熱くなってグローブをしないと持てないことが多いです。

ですがミニトランギアの場合はハンドルが別になっているため必要な時にハンドルで挟んで持ち上げるので、熱くなりにくく、素手で操作することが可能なのでこれがめちゃくちゃ便利です。

タク

フライパンをつかみながら炒め物をしているとじわじわと熱くなってくるのでご注意くださいね。

あと炊飯するときは蓋をしっかり締めてしまうと開ける時はグローブが必要になります。

なのでフライパンを裏返しで乗っけて薪などで重石をする方が途中で開けて攪拌(かくはん)するときにグローブなしで開けることができますよ。

後片付けが楽

個人的にはこれもかなり嬉しいポイントです。

特にフライパンは表面にノンスティック加工が施されているため、焦げ付きにくく、汚れもサッと落とすことができるので後片付けがめっちゃ楽です。

アルコールティッシュでさっと拭くだけでOKな場面もあったりして僕は本当に大助かりです。

ソースパンも円形で浅型なので洗いやすいので気軽にいろんな料理にチャレンジしてみたくなりますよ。

ミニトランギアのデメリット

  • 蓋を開けるのにちょっとコツがいる
  • 炊飯している最中はフライパンが使えない
  • アルミなので衝撃に弱い

蓋を開けるのにちょっとコツがいる

持っていくときはばらけないようになるので便利な蓋ですが、ちょっと固めにはまっているので開ける時にちょっとだけコツがいります。

それはフライパンをちょっと押し広げながら開けるということです。

そこまで力は必要ありませんが、ただ上に引き上げるのではなく指を引っ掛けてフライパンのふちを広げながら開けるのでコツがいるというわけですね。

その代わり荷物の中で勝手に開いてしまうことはないのでわざわざクッカーケースに入れなくても済むという点はメリットにもなるかもしれませんし、慣れればまったく苦にならないのでご安心ください。

炊飯している最中はフライパンが使えない

当たり前ですが、炊飯をしている最中は蓋も使っているのでご飯が炊けるまでの間に別の調理をするということはできません。

僕は焚火で調理するので基本的には一つのクッカーを火にかけている間は他の調理をしないので、炊き上がったらダイソーのシリコン製の蓋を蒸らしに使って、その間にフライパンでおかずを調理するというスタイルで使っています。

ダイソーで売ってるシリコンの蓋が便利!

今のところこのスタイルで困ったことはなく、蒸らし終わる頃にはおかずも出来上がっているので問題なしです。

ただ炊飯を固形燃料などでしながら焚火で他の調理をするという場合、フライパンは使えないので他のクッカーで調理することになります。その点だけネックですね。

アルミなので衝撃に弱い

これはまあ仕方のない部分ですが、ちょっとぶつけただけで簡単に凹んだり傷ついたりします。

多少の傷や凹みなら何の問題もないので気にせず使っていますし、逆に無骨な見た目になるので個人的にはその点も含めて好きなので問題なし。

なので神経質な人は丈夫なステンレスやチタン製のクッカーの方がストレスなく使えると思います。

他社のアルミクッカーセットとの比較

もちろんミニトランギアを購入するにあたり、他のクッカーとも比較したのでそのあたりを書いていこうと思います。

ミニトランギアを含めて比較したのはこららのクッカーです。

スクロールできます

トランギア
ミニトランギア

スノーピーク
アルミパーソナルクッカー

エバニュー
バックカントリーアルミポット
サイズソースパン:Φ13.2×H6.2cm
フライパン:Φ15cm×H2.2cm
L:Φ14.8×H8cm
S:Φ12.6×H7.6cm
Φ12.2×H6.7cm
収納サイズΦ15×H7cmΦ15.5×H10cmΦ12.2×H6.7cm
容量800mlL:1000ml
S:700ml
650ml
重量320g500g140g
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各製品の比較

まず素材は熱伝導率が高く炊飯や調理に向いているアルミが良かったのと、調理がしやすいという点で浅型のクッカーを探しました。

登山などで人気が高い深型のものはスープパスタなどを調理するだけなら事足りますが、それ以外の料理を作るとなると扱いにくいので選択肢からは除外。

チタンもお湯を沸かすだけならいいですが登山するわけじゃないのでアルミ製で十分。

そして最終的に口に入れる食べ物を扱うので信頼のあるブランドに厳選。

ということでこれらの選択肢から選びました。

ミニトランギアを選んだ理由

比較した結果、ミニトランギアを選んだ理由は以下の点です。

ここで選んだよ
  • フライパンがノンスティック加工
  • ハンドルで掴むタイプ
  • アルストがセットになっていた
  • 結局ビジュアル

①:フライパンのノンスティック加工が神

このノンスティック加工というのは焦げ付きにくくしてある加工のことで、テフロン加工などと同じようなイメージです。

non-Stick=くっつかない」という意味なのでテフロン加工なども含めてそういった加工をしてあるものを指します。

油も少なくていいですし汚れもつきにくいのでキッチンペーパーでサッとふき取るだけで次の調理に使える点が嬉しいです。

タク

初めて使ったときには本当に感動しました。

②:ミニハンドルで掴むからグローブしなくていい

調理中、めんどくさいのがグローブをつけたり外したりすることです。

ミニトランギアのようなミニハンドルで掴み上げるタイプなら素手で扱うことが出来るので食材の皮をむいたり細かい処理をした後、そのまま調理できるのがもう本当にストレスフリー。

タク

ただしずっと掴んだまま火にかけていると普通に熱くなりますのでご注意くださいね。

③:アルストがセットになってる!

トランギアと言えばメスティンが有名ですが、アルコールストーブも同じくらい有名です。

そのトランギアのアルストがセットになっているというのもかなりお得じゃないですか!

タク

アルストだけでも3,000円前後しますからね。

さらに五徳までセットになっているのでこのミニトランギアセットだけ簡単な調理は完結します。

ただ五徳はあまり使い勝手は良くないので僕は使っていません。

代わりに野鋭具兵学校の風火蔵(かざひぐら)という五徳兼風防をスタッキングして使っています。

トランギアのアルストの最大のメリットは火力調整が出来ること。

エバニューのアルストも愛用していますが、トランギアのものはちょっと重いですが趣があり火力調整が出来るという点が気に入っています。

アルストメインの時はトランギア、サブの時はエバニューと使い分けています。

④:結局はビジュアル重視で決めた(笑)

最終的にはこれです。

もちろん利便性や機能性もある程度の理由にはなっていますが、好きでやってるキャンプです。

最終的には気分がアガるギアに囲まれて過ごしたいじゃないですか。

なので自分が気に入るかどうかって結構重要なポイントだと思っています。

トランギアの道具って最新のギアと違ってちょっと野暮ったいと思われるかもしれませんが、そこが逆に無骨でかっこいいと思っています。

まぁこの辺は完全に個人の好みによるものなので気に入った人はぜひという感じでしょうか。

ミニトランギアにシンデレラフィットするギア

クッカーを選ぶ際に考えるのが「スタッキング」ですよね。

スタッキングとはギア同士を重ねたりしてまとめることを言いますが、クッカー類ってキャンプ道具の中でいちばんスタッキングしやすいものだと考えています。

ミニトランギアもソースパンが0.8ℓあるのでそこそこのものなら一緒にまとめることができます。

僕が実際にスタッキングしているのは以下のとおり。

  • ミニトランギア
  • エバニューTi UL Pot 600
  • アルコールストーブ
  • 風防兼五徳
  • シリコンの蓋
  • Xカップ

場合によってはここに燃料用アルコールも一緒にスタッキングしますが、アルストをそこそこ使うつもりで持っていく際は燃料用ボトルは別で大きいのを持っていきます。

この中でも特にミニトランギアにシンデレラフィットするギアがエバニューのTi UL Pot 600(レビュー記事はこちら)です。

ミニトランギアにシンデレラフィットのTi UL Pot600

僕はこのTi UL Pot 600(チタンULポット600)も焚火に直接入れたりするのでシリコンのハンドルカバーを取っちゃいましたが、つけたままでもちょっと窮屈になりますがちゃんと入ります。

流石にフライパンは閉まらなくなるので、ソースパンをフライパンの上に置くような感じでスタッキングすればOKです。

Ti UL Pot 600(チタンULポット600)の中にアルストと風防兼五徳、あとXカップをスタッキングして最後にシリコンの蓋を上に置いたらバンダナでまとめて終了です。

これでミニトランギア単品とほぼ同じくらいの大きさに収めることができますのでクッカー2つをコンパクトに持っていくことができます。

まとめ:ミニトランギア+エバニューTi UL Pot 600(チタンULポット600)のコンビが神

ミニトランギアの魅力を伝え切れたかは分かりませんが、僕自身はずっと使っていく相棒になりました。

他のクッカーに浮気をすることもあるかもしれませんが、最終的にはここに戻ってくる、そんなギアだと思います。

ソロ用クッカーとしてここまで無骨で必要十分なギアも珍しいので出会えてよかったと思っています。

エバニューTi UL Pot 600(チタンULポット600)も一緒に揃えれば炊飯・炒めもの・焼きもの・煮物となんでもできちゃうのでキャンプ飯のバリエーションも増えること間違いなしです。

アルストで使うなら付属の五徳は風防性能がめちゃくちゃ低いので別のものを使った方がいいです。

僕は野鋭具兵学校の風火蔵(かざひぐら)という風防兼五徳を使っていますが、個人販売なのかちょっとお高めなので人気の高いミュニークのものやイムコのものが売れているようです。

ぜひチェックしてみてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

このブログではキャンプ初心者の「わからない」を優しく解決!というテーマで発信しています。

最近ではギアレビュー多めなのでご興味があればぜひ他の記事もチェックしてみてくださいね。

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