キャンプをしていくと次第に荷物の量を減らしてバックパックキャンプがしてみたいと思うようになりませんか?
バックパックキャンプなら駐車場から遠いサイトでもへっちゃらですし電車と徒歩で遠足気分のようなキャンプも楽しむことが出来るのでおすすめです。
本記事ではキャンパーに人気の高いおすすめのバックパックをブランド別に解説しつつ、バックパックの容量に対しての考え方も詳しく書いていますのでぜひ参考にしてみてください。
僕は最近「カリマー|プレデター30」というバックパックをGETしたのですがトレッキングでも使うことが出来るのでアウトドアシーンが広がりました。
実際のバックパック装備を紹介している記事も書いていますのでご興味があればぜひ読んでみてくださいね。
キャンプ向けのおすすめバックパック
本記事で紹介するのは僕がカリマープレデター30を購入する際に比較したバックパックで、どれも本当に魅力的なバックパックでした。
ラインナップは以下のとおり。
- 容量は30L前後
- 必要に応じて容量を拡張できる
- 長距離背負える
- 予算3万円以下
バックパックにはミリタリー系と登山系があり、僕が欲しかったのはミリタリー系なので、同じような容量でも登山系のバックパックは見た目もすっきりしているのでそちらの方が好みという方は登山系のバックパックで検索するといいかもしれません。
スペックなど比較しやすいように表にまとめました。
比較項目 | サイバトロン 3Pタクティカル | マーディングトップ 28L | カリマーSF プレデター30 | カリマーSF セイバー30 | サヴォッタ ヤーカリM |
---|---|---|---|---|---|
画像 | (出典:Amazon) | (出典:Amazon) | (出典:Amazon) | (出典:Amazon) | (出典:Amazon) |
容量 | 31~41L | 28L | 21~31L | 21~30L | 30L |
重量 | 最大1.8kg | 0.96kg | 1.3kg | 1.1kg | 1.75kg |
素材 | 防水900D ポリエステル | 600D防水 ポリエステル | KS60 RSナイロン | KS60 RSナイロン | 1000D コーデュラ |
荷室 | 最大6 | 4 | 1 | 1 | 1 |
モールシステム | あり | あり | あり | なし | あり |
防水性 | 普通 | 普通 | 高い | 高い | 高い |
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荷室はメイン収納と外面ポケットのことです。メイン収納内にある小分け収納や拡張ポーチは考慮していません。
サイバトロン|3Pタクティカルの特徴
《スペック》
容 量:31~41L
重 量:最大1.8kg
素 材:防水900D
その他:メインバッグは2サイズから選べる/サイドバッグは取り外し可能/モールシステム
- とにかく安く抑えたい
- 荷物を区切って整理したい
- 装備の増減が割とある
キャンプ芸人として大活躍中のヒロシさんや多くのキャンパーさんが愛用しているバックパックでまず選択肢に入るもののひとつではないでしょうか。
何といってもフルセット揃えても10,000円を切る価格が魅力です。
容量はメインバッグが27Lと37Lが選べて、さらにサイドバッグ4L×2が取り付け可能なので装備によって幅広く対応できるのもポイントで、季節によって調整できるので夏はコンパクトに、冬は充実装備でといった使い方もできますね。
知人が使っているのを見せてもらったことがありますが、メインバッグの荷室が3つに分かれているので用途に応じて荷物を区分することが出来ます。
これが荷室がひとつのものになるとスタッフサックといって小袋などを使って小分けにする必要が出てくるのでそれが嫌だという人にはおすすめのバックパックです。
気になる点
- 素材が柔らかいので型崩れしやすいかも
- フルセットたど横に広がるデザインなので電車などに乗りにくい
- ジッパー部の防水性はない
マーディングトップ|バックパック28L
《スペック》
容 量:28L
重 量:0.96kg
素 材:600D防水ポリエステル
その他:YKK製ジッパー・バックル使用(ジッパー部は非防水)/ハイドレーション/モールシステム
- 電車で移動する
- すっきりした見た目が好み
- 装備に長物(ポールなど)がある
マーディングトップは中国に籍を置く企業が展開していて、ヨーロッパなどでも広く販売されているので実績のあるブランドです。
先ほどのサイバトロンと同じく、比較的リーズナブルな価格設定がうれしいですよね。
サイバトロンよりも縦に長く伸びる見た目なのでミリタリー感もありつつスマートな印象です。
ここで紹介しているのは28Lのサイズですが50Lや75Lなど大容量サイズも展開しているので自分の装備に合わせた選択ができるのもポイント高いですね。
気になる点
- 容量の調整は出来ない
- ジッパー部の防水性はない
カリマーSF|プレデター30
《スペック》
容量:21~30L
重量:1.3kg
素材:KS60リップストップナイロン
その他:各種拡張バッグ使用可能/上部バンジーコード/ハイドレーションシステム/モールシステム/ツインアイイスアックスホルダー/スキーガイド
- 防水性も重視したい
- そこそこ長距離も歩く
- ミリタリー好き
カリマーはイギリスのアウトドア・アパレルブランドで登山系に強いメーカーです。
その中でカリマーSFは特殊部隊や警察などに向けたブランドで本家カリマーとは一応別の会社という扱いになっています。
そのカリマーSFシリーズのうちのひとつが「プレデター」です。
容量は30・45・80があります。
サイバトロン・マーディングトップよりはちょっと価格が高くなりますが、その分ショルダーハーネスのクッション性が高くなったり、防水性が高くなっていますので背負い心地や性能は申し分ありません。
本格トレッキングでも使えるしっかりしたバックパックです。
気になる点
- 荷室がひとつなので小物の整理は工夫が必要
カリマーSFプレデター30についてはレビュー記事を書いていますのでぜひチェックしてみてください。
カリマーSF|セイバー30
《スペック》
容 量:21~30L
重 量:1.1kg
素 材:KS60
その他:各種拡張バッグ/上部バンジーコード/ハイドレーションシステム/ツインアイイスアックスホルダー/スキーガイド
- 防水性も重視したい
- ミリタリー過ぎるのはちょっと苦手
- 普段使いもできれば嬉しい
プレデターシリーズと兄弟分となるのがセイバーシリーズです。
こちらは外面にモールシステムがないので拡張バッグなどの使用は難しいですが、その分見た目はスマートでアウトドアシーン以外の普段使いにもピッタリのバックパックです。
素材はプレデター30と同じく丈夫なので思いものを入れても全く問題ありませんし、背負い心地もバッチリです。
丈夫で背負い心地がいいバックパックが欲しいけど、あまり見た目がミリタリー過ぎるのはちょっと・・・という方にベストチョイスかと思いますよ。
気になる点
- 拡張出来ないのでギア選びはシビア
サヴォッタ|ヤーカリM(30L)
《スペック》
容 量:30L
重 量:1.75kg
素 材:コーデュラ1000D
その他:モールシステム/クッション付きウエストベルト/ハイドレーションシステム/ツインアイスアックスホルダー
- 防水性も重視したい
- 人と被らないバックパックが欲しい
- 大きめのシュラフも外付けしたい
サヴォッタはフィンランドのアウトドアブランドです。
ヤーカリシリーズはフィンランド国境警備隊のために作られたバックパックで、サイズはS・M・Lの3サイズ展開です。
非常に丈夫な作りで1000Dの分厚い生地で作られているためどんな環境でも問題なく使うことが出来ます。
ショルダーハーネスは薄型ですが、背面腰部分に可動式のクッションがあり、ウエストベルトで固定すると抜群の安定感を得ることが出来ます。
カリマーSFシリーズと違う点としては雨蓋部分の付け根にもハーネスがついていてかなり長く調節できます。そのため、メイン収納部の巾着をいっぱいにしてもそこそこのシュラフを収納部と雨蓋の間に挟んで持ち運ぶことが出来ます。
これは他のバックパックにはない機能です。
縦長のシルエットになるので狭い場所でも身動きが取りやすいため渓流釣りなどのシーンで活躍しそうです。
価格はちょっと高めですが、使っている人がいないという点でプレデター30と最後まで悩んだバックパックですが、ショルダーハーネスのクッション性とデザイン性で僕はプレデター30にしました。
気になる点
- 価格が高い
- ショルダーハーネスが薄い
バックパックを選ぶ際のポイント
おすすめのバックパックを5つ紹介してきましたが、ここからはバックパックを選ぶ際のポイントを解説します。
- 容量
- 機能性
- 背負い心地
これらの点をしっかり考慮して選ぶと失敗しないと思います。
①:バックパックの容量は絶対に持って行くギアと食料で考える
まずはバックパックの容量です。
そもそもバックパックキャンプですから最低限の装備にはなると思いますが、最低限だとしても概ね以下のようなギアが必要になるかと思います。
- テント・タープ
- 寝具類(マット含む)
- クッカー類
- 焚火関連
- ナイフ・カトラリー
- 食料
基準は一番荷物が多くなる冬キャンプを想定するといいですよ。一番嵩張るのは冬用シュラフですから。
椅子はなくても地べたスタイルでなんとかなりますが、キャンプをするという目的を果たすにはこれらのギアは必須です。
それぞれのギアはバックパックの中に入れるのか、外付け対応するのかで中の容量がだいぶ上下しますので結構重要なポイントだと思います。
僕は基本的に外付けはシュラフとマットのみで、それ以外の装備はすべてバックパックに収まる範囲で構成します。
食料も夏場でなければバックパックに収まるサイズのソフトクーラーを使いますが、夏場はハードクーラーでないと厳しい場面もありますのでそういった場合は手でクーラーを持って行きます。登山ではないので歩いたとしてもせいぜい数百メートルですし、電車や徒歩で行く場合も一人分の食材が入る程度のハードクーラーなので手荷物にしてもそこまで苦ではありません。
ちなみに僕はあまりごちゃごちゃしたものは外付けしないのですが、理由は電車など公共交通機関を使う場合だと周囲の人の迷惑になる可能性があるからです。
本当はすべてバックパックに入るサイズを選べばいいのですがそれだとバックパックそのものが大きくなるので渓流登りや登山をするなどでない限りは30L前後がベストだと思っています。
②:機能性は自分のスタイルに必要かどうかで決める
次に機能性を考えるうえで、自分のキャンプスタイルとマッチしているかを考慮します。
機能性とはモールシステムや可動式のクッションベルト、防水性能など収納する以外の機能のことですが拡張バッグの取り外しや外付けをしないのであればモールシステムは必要ありませんし、登山をしない場合はハイドレーションシステムはいりません。
多機能になればなるほどバックパック自体の重量も重くなりますし価格も高くなります。コスパで考えるなら機能も必要最低限のもので十分ですよね。
僕が最低限必要だと考えている機能は防水性です。
キャンプは1日外で過ごす遊びです。山の天気は変わりやすく、一時的に雨に降られることも珍しくありません。(僕はほぼほぼ降られます・・・)
そういったときにタープなどを設営する間くらいは雨がバックパック内に浸水することなく耐えられる防水性を求めています。
クッカー類は濡れても問題ありませんがシュラフは濡れると厄介なので・・・
③:背負い心地は移動距離で考える
最後のポイントは背負い心地です。
これは単純に長距離を歩くかどうかで決めてOKです。
軽量な装備であっても10kgくらいはあると思いますので、長時間背負っていると方背中に負担がきます。
そういったときに重要になるのがショルダーハーネスについているスタビライザーやウエストベルトの性能です。
30L程度を想定したバックパックはそもそもそこまで超重量にはならないのでスタビライザーはついていないものが多いですが、チェストハーネスとウエストベルトはバックパックを安定させるためには必須機能と言っても過言ではありません。
歩いている最中、バックパックが左右に揺れるとそれをバランスを取るために本来必要ない負荷が体にかかることになります。
そういったことも想定して長距離を歩くなら背負い心地は重視するようにしたいポイントです。
スタビライザーとはショルダーハーネスの上部についているバックパック本体を背中と密着させるための調整ベルトのことです。これがあることでよりバックパックと体が密着し、歩くときの揺れを軽減させたり、重心を体に近づけることで負荷を軽減させることが出来ます。
まとめ:必要なバックパックはキャンプスタイルから考えると失敗しない
結論は『自分のキャンプスタイルから考える』ということです。
自分のキャンプスタイルにどのくらいの装備が必要で、移動方法と移動距離はどのくらいかを想定すれば自ずとぴったりのバックパックが選べるはずです。
僕の場合はトレッキングも想定したキャンプのため、そこそこ長距離も背負えて雨でも浸水しないカリマーSF|プレデター30がぴったりでした。
あと、これは意外に見落としているメリットかもしれませんがバックパックキャンプでなくても大体の荷物をバックパックに収められれば駐車場から遠いサイトしか予約できなくても楽勝に搬入できますのでキャンプ場選びにも幅が広がります。
より自由に、キャンプを楽しむためにもバックパックは重要なアイテムかもしれませんね。
ぜひ自分のキャンプスタイルにぴったりのバックパックをGETしてより自由なキャンプをお楽しみくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
このブログではキャンプ初心者の「わからない」を優しく解決!というテーマで発信しています。ぜひ他の記事も読んでみてくださいね。
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