初心者キャンパーさんがキャンプに行くうえで、テントの設営はちょっとした不安のひとつですよね。
「自分一人で設営できるのか?」「風が強くて倒れたらどうしよう」とか僕も初めの頃は不安でした。
この記事では初心者さんや力の弱い方でも簡単に設営ができるテントをいくつかピックアップしてみました。
さらにコスパも重視しているのでこれからキャンプを始める人に向けてもおすすめのテントばかりです。
記事を読めば設営が簡単なコスパの良いテントと、選ぶポイントががわかるのでぜひ最後まで読んでみてくださいね。
初心者でも簡単設営!おすすめの高コスパテント3選
今回紹介する設営が簡単なテントはこの3つです。
いずれも設営は非常に簡単なテントで定番人気のテントです。
上つはソロ用テントですが、3つめのコールマン・ツーリングドームは大きさも選べて最大3人くらいまでなら問題なく使えます。
これらのテントは軽量という点にも共通点があり、持ち運びも楽なので駐車場からサイトまで遠い場所でも問題なく搬入することが出来ます。
またバックパックキャンプでも対応できますので色々なスタイルに対応できるところも選んだ理由です。
そのため重くなりがちなTC素材のテントは省きました。初心者向けという点も考慮すると手入れも若干慣れが必要という部分も省いた理由です。
ちょっとくらい重くてもいい、手入れもちゃんとできるよという人はこちらの記事のテントもおすすめです。
かっこいいおすすめのテントまとめ|ソロ・デュオ・ファミリー・グループ
バンドック|ソロティピー
サイズ | 約2400×2400×1500mm/インナー:約2200×1000×1350mm |
重量 | 約2200g |
材質 | フライ/ポリエステルリップストップ210T インナー/ポリエステルメッシュ ボトム/680Dポリエステル加工 ポール/ジュラルミン7001 |
耐水圧 | フライシート:3000mm インナーフロア:5000mm |
収納時 | 約420×190×190mm |
付属品 | ペグ×12本・ロープ×4本 ・収納ケース×1・取扱説明書 |
まずはバンドックソロティピー、TCタイプが人気ですが今回の記事の趣旨とは外れますのでこちらをピックアップ。
やっぱり設営が簡単なテントと言えばワンポールテントが一番です。
4つの角をペグダウンして最後に真ん中にポールを立てるだけという驚異的な楽さです。
インナーテントは後からつけはずしできるのもバンドックソロティピーの便利な点で冬キャンプなどの蚊帳がいらない季節ならインナーを持って行かないことにより、さらに軽量化を実現できますね。
コットを使う場合にはちょっとだけ窮屈に感じるかもしれませんが、僕は以前このテントとまったく同じサイズのテンマクデザインのパンダレッドを使っていたときにインナーテントの中にDODのコットを入れて使うことが出来ました。
バンドック|ソロドーム
サイズ | 約2000×1500×1100mm/インナー:約2000×900×1000mm |
重量 | 約1.8kg |
材質 | フライ/75D ポリエステルタフタ インナー/ポリエステルメッシュ フロア/68D ポリエステルタフタ フレーム/ジュラルミン(#7001) |
耐水圧 | 約3000mm |
付属品 | ペグ×11本・ロープ×4本 ・収納ケース×1 |
収納時 | 約380×150×150mm |
次に同じバンドックからソロドームです。
こちらはドームタイプのテントですがソロ用として人気が高いテントです。
キャンプ芸人のヒロシさんも愛用しているので見たことがある人は多いと思います。
2本のポールを通すだけで自立するのでテントを組み立ててからも移動が簡単なのでいいですよね。
また前面入り口を跳ね上げればキャノピー(ひさし)が作れるのでタープがなくてもちょっとした雨を凌げるのもポイント高いですね。
ワンポールにこだわりがなければ省スペースでどんな場所でも設営できるというメリットがあるソロドームの方が幅広いスタイルにマッチするかもしれませんよ。
コールマン|ツーリングドーム
コールマン|ツーリングドームST
サイズ | インナーテント/約210×120×100(h)cm |
重量 | 4Kg |
材質 | フライシート/ポリエステル インナーテント/ポリエステル フロア/ポリエステル フレーム/FRP |
耐水圧 | フライ・フロアともに1500mm |
収納時 | 約φ19 x 49cm |
コールマン|ツーリングドームLX
サイズ | インナーテント/約210×180×110(h)cm |
重量 | 約5.2Kg |
材質 | フライシート/ポリエステル インナーテント/ポリエステル フロア/ポリエステル フレーム/FRP |
耐水圧 | フライ・フロアともに1500mm |
収納時 | 約φ21 x 49cm |
コールマン・ツーリングドームはその名の通りバイクなどでキャンプをする人向けに作られたテントですが、重量はSTで4kg、LXだと5.2kgとそこそこありますね。
形状的には先ほどのソロドームに近い形ですが、こちらの方がポールが1本多く前室となるスペースを広く作れるのがが特徴です。
またインナーテントにも違いがあって、先ほどのソロドームはメッシュに対してツーリングドームはメッシュではありません。
なので寒い時期にも割と暖かく過ごせるのがこちらのツーリングドームです。
重量がかさむのはそのためですね。
また大きいLXの方を選べば2人~3人のキャンプでも使える点がポイントで、小学3年生くらいまでの小さいお子さんのいるファミリーキャンプでもLXなら対応できますよ。
設営が簡単なテントを選ぶポイント
先ほど紹介した3つのテント以外にも設営が簡単なテントはたくさんあります。
設営が簡単なテントを選ぶポイントとしては以下の点をチェックしてみましょう。
- ポールの本数
- テントの高さ
- テントの重さ
僕的にはこれらのポイントを設営が簡単なテントを選ぶうえで重要だと考えています。
ポールの本数は一般的なテントだと1本から多くて4本くらいまでかと思います。
当然支柱となるポールの本数が少なければ設営が簡単になりますし荷物も軽くなります。
なのでテントを選ぶ際にポールが何本使われているかをチェックしてみると設営が難しいテントを選んでしまうこともなくなると思いますよ。
またテントの高さも重要です。
ワンポールテントであればテントの高さが自分の身長より高くても下から突き上げるようにしてポールを立てれば誰でも簡単に設営できますが、ドームテントの場合はインナーテントを立てた後にフライシートをかぶせるといった順番になることも多いです。
その際に自分の身長よりも高いテント選んでしまうとフライシートをかけるのに手間取ってしまうので、特にソロキャンプを考えている人は注意してくださいね。
最後にテントの重さも確認しておきたいポイントです。
そもそも重たいテントは持って行くこと自体が大変です。車での移動だとしても駐車場からサイトまで歩かないといけないキャンプ場も多く、キャンプブームにより車を横付けできるサイトの予約は撮るのが難しいです。
そんなときに重たいテントだとサイトまで運ぶのに往復する回数も多くなってしまいますし、撤収する時も同じく大変になります。
カーゴなどを使えばそこまで大変じゃないかもしれませんが、設営時にも重たいテントは結構力が要りますので力の弱い方だとテントの設営だけで疲れてしまいますね。
設営が簡単なテントを選ぶポイントはこのくらいでしょうか。次に『じゃあ具体的にどんなテントを選べばいいの?』という疑問にお答えしていきます。
ワンポール(ティピー)タイプがおすすめ
とにかく設営が簡単なテントが良いなら『ワンポールタイプ』がおすすめです。
他にもティピー型などと呼ばれることもありますが同じ意味です。
特徴は以下の通り。
- 真ん中に1本ポールを立てる
- 設営・撤収は最速
- 軽量コンパクト
ワンポール・ティピー型のテントは文字通りポールが1本なので比較的軽量コンパクトになります。
設営のやり方は大体以下の手順です。
- テントを広げて端っこをペグダウン
- 入口を開いてポールを入れて建てる
はいこれだけ。風が強い日などはこれにプラスしてテントの外面についているガイロープを追加でペグダウンしてあげるくらいなのでめちゃくちゃ簡単です。
ワンポール・ティピー型のテントは大きさが変わっても設営の仕方はさほど変わりません。
強いて言えばインナーテントとフライシート(外側にくる生地)を重ねて設営するタイプはインナーテントをまず敷いてからフライシートをかぶせて一気に立ち上げるなどの違いがあるくらいです。
ソロ用のものは大体がフライシートを先に設営してからインナーテントをバックルなどで留めるだけなので簡単です。
また設営・撤収のスピードも同じ大きさの他のタイプのテントと比較しても最速です。その分チェックアウトの時間に追われることなくのんびり朝を過ごすことができるのも嬉しいポイントです。
ワンポールタイプのデメリットは建てた後に場所の移動ができないというところなので、立てる前に雨が降ったら水が流れる場所じゃないかなどの確認はしておく様にしましょう。
真ん中のポールが邪魔だな・・・と思う方は別途二股ポールを購入すれば、二股化して真ん中の支柱を取ることもできますよ。
広さも欲しいなら背の低いドームタイプ
同じ大きさでももうちょっと広さが欲しいな思う人にはせの低いドーム型テントがおすすめです。
ドームタイプの特徴は以下の通り。
- ポール2~3本で設営
- 中は意外と広い
- キャンピーつきが多い
ドームタイプの多くは2本のポールをクロスさせるか上から見た時にキャンディーの袋のような形に重ね合わせて設営します。
テントを組み立てた後でも自由に移動できるのも嬉しいポイントで、急に風が強くなったりした際にも風の影響を受けにくい場所にすぐに移動できます。
床の面積は正直ワンポール型の方が有利ですが、ワンポールテントは見ての通り三角錐なのでポールに近い場所以外は座っても頭がつきます。
ドームテントなら天井が半円状になっているので上の方にある程度ゆとりがありますので端の方に座っても窮屈さを感じることはありません。
ソロキャンプならそこまで気にする必要はないと思いますが、デュオキャンプだとドームタイプの方がいいかと思います。
ドームタイプのデメリットは正直見当たりません。背の高いタイプだと一人で設営するのが大変だったりしますが、自分の身長以下のものであれば問題ありません。
ワンポールにしてもドームタイプにしても背の低いタイプは中で立って何かをすることは難しいです。女性の方は着替えなどの作業がちょっと大変かもですが、僕も座って着替えたりしてますのでそこまで気にしなくてもいいかもしれませんね。
ワンタッチタイプはあまりおすすめできない
設営が簡単なテントといえばワンタッチタイプもあります。
ワンタッチタイプのテントは例えて言うなら折りたたみ傘のようなテントで傘を広げるようにして折り畳まれているポールを広げて設営します。
なので本当に誰でも簡単に設営できるという意味では最強かもしれませんが僕としてはこの手のタイプはあまりおすすめしていません。
理由は以下の通り。
- 壊れやすい
- 代用できない
- キャンプスキルが上がらない
まず可動部品が多いものはテントに限らず壊れる確率が高まります。ワンタッチテントもいくら丈夫に作られていても普通のタイプに比べればやっぱり壊れやすいと感じます。
その上、専用部品なので他のもので代用できないためメーカー修理以外の対応ができない点もちょっとめんどくさいかなと思います。
ワンポールのポールならちょうどいい木を見つけてちょっとカットすれば使えますし、ドームタイプも別売りのポールを購入すれば使えます。
ワンタッチタイプだとそうはいかないのでそこがデメリットです。
またワンポールやドームは多くのテントで採用されている方式なので慣れていけば別のメーカーのテントを使っても難なく組み立てることができるようになるのでキャンプスキルが上がっていきます。
この点でもやっぱり普通のテントを使っていく方がメリットが多いと思います。
まとめ:設営が簡単でコスパのいいテントはワンポールテントかドームテントがおすすめ
設営が簡単でコスパがいいテントというテーマで書いてきましたが、やっぱり最初に紹介した3つのテントがおすすめです。
これらのテントは初心者だけでなくベテランキャンパーにも人気が高く、リーズナブルなのでガンガンハードに使ってもまったく気にならない点がいいです。
どんなかキャンプスタイルにもマッチするので男性にも女性にもおすすめです。
僕も記事を書いていたらソロドームがもう一回欲しくなりました笑
最後まで読んでいただきありがとうございました。このブログではキャンプ初心者の「わからない」を優しく解決!をテーマに発信しています。
ご興味があればぜひ他の記事も読んでみてくださいね!
それでは!
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