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タク
TAKECAMP管理人
こんにちは。TAKECAMP管理人のタクと申します。キャンプが好きすぎてブログ書いています。基本的に秋冬のキャンプが大好物です。よろしくお願いします。

キャンプ歴:20年以上
年間宿泊数:20泊前後
スタイル:バックパック
好きなギア:ファイヤーボックスG2、UCOキャンドルランタン

ファイヤーボックスG2を徹底レビュー|サイズや重量・仕組み解説

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ブッシュクラフトスタイルのキャンプを目指すうえで必ず出てくる焚火台がファイヤーボックスG2ですよね。

無骨でかっこいい焚火台として知られていますが同じカテゴリーでブッシュボックスという焚火台もあり、両者はよく比較されています。

この記事ではなぜ管理人のタクがファイヤーボックスG2を選んだのかを解説しつつ忖度なしで徹底レビューしたいと思います。

この記事を読めばファイヤーボックスG2の概要やメリット・デメリットまで網羅的に理解できます。

タク

個人的には買って損はないと思ってます。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

この記事を書いている人

管理人:タク

年間20泊くらいしているキャンパー|最近はデイキャンプも楽しいと思っている|キャンプの他にも釣り・カメラと多趣味で困っている

よろしく!
目次

ファイヤーボックスG2の概要

ファイヤーボックスG2のスペックは以下のとおり。

使用時サイズ:12cm×12.7cm×19cm(高さ)
収納時サイズ:12cm×0.95cm×19cm
重量:ステンレス=907g、チタン=500g
オプションあり

焚火台としてのサイズ感はコンパクトな部類になります。

手のひらよりちょっと大きく、iPadminiくらいの大きさです。

収納時は本当に薄く、厚みは1cm以下なのでどこにでも入ってしまうので持ち運びに困ることはありません。

ステンレス製とチタン製があり、ステンレスはちょっと重たく感じるかもしれませんがそれでも1kgはないので十分軽量です。

使用するときは2本のスティックを外して開くだけです。めっちゃ簡単でスピーディなので組み立てなどは必要ありません。

細かな仕様について説明しますね。

ファイヤーボックスG2の仕様について

仕様は先ほど記載したサイズや重量のほかに以下の特徴があります。

  • 厚さ1mm程度のステンレス板で作られている
  • 収納時に極限まで薄くなるように正四角形ではなく台形のような設計となっている
  • 上部片面はフラップになっていて風の通りを調整できる仕組み
  • 本体付属の2本のスティックによって色々な使い方ができる
  • 灰受けを空気の調整弁として使用可能

ファイヤーボックスはまさに一生使えるなと思えるほど頑丈な作りです。そのため良く比較されるブッシュボックスXLよりもちょっとだけ重たくなっていますが、その分安定感もあって多少雑にフライパンなどを乗せても大丈夫です。

またこれも好みがわかれる部分ですが上から見たときに真四角ではなく一部の辺が短くなっていて台形のような形になっています。

これには非常に合理的な理由があって厚みのある板を極限まで薄く畳めるように蝶番や板の重なり方を徹底的に工夫した結果なんです。

灰受けをはめる部分まで数ミリ単位で干渉しないように設計されており、その結果収納時0.95cmといった薄さを実現しているというわけですね。

このことを知ったときはめちゃくちゃ感心しました。

さらにファイヤーボックスには上部にフラップがついています。

このフラップは風防としても使えるほか下げて使えばメスティンを橋渡しに置いて効率よく火を当てることもできます。

筒状のクッカーを置いて中でパンを焼いている動画なんかもあるので使い方はアイデア次第で沢山出てくると思いますよ。

本体に最初から付属している2本のスティックをファイヤースティックといいます。

上にのせれば五徳として、腹部の穴に差し込めばアルコールストーブの受けとして使うことが出来ます。

また下部にある穴に差し込んで灰受けをセットすることで下からの空気を調整する調整弁の役割を果たしてくれるので火力調整に使うこともできますよ。

タク
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シンプルな設計の中にたくさんの仕掛けがあるのが男心をくすぐりますよね。DAISUKI(古)。

実際の使用感

実際に使った感想としては以下のとおり。

  • すぐ火が付く
  • 燃焼効率が良い
  • 火力がすんごい
  • 風に強い
  • 意味もなく焚火をしたくなる

まずはとにかく着火が簡単という点です。

ピコグリルを使うことも多いんですがあっちは着火にちょっと手間が必要で、小さい火をだんだんと大きくしていくことでしっかりとした火に育っていきます。

それが良いところでもあるんですが手早く火を起こしたいときはファイヤーボックスに軍配が上がりますね。

本当にあっという間に大きな火が作れます。

あとピコグリルは風に弱く、横から風が吹くと火が暴れて上に置いたクッカー類にうまく熱が伝わらないという場面が多いです。

ファイヤーボックスはボックス型なので横からの風に強く常に火力がクッカー類に伝わるため料理はしやすいんですよね。

タク

火力が強すぎる点は慣れが必要ですが。

最後にこのコンパクトさからどこにでも気軽に持ち出せるというサイズ感は意味もなく焚火をしに出かけたくなります。

もちろんその辺で焚火なんかできませんけど海辺に行って流木を拾ってお湯を沸かせばコーヒーやカップ麺だけ楽しんで帰るという遊び方もできますよね。

火力が高いため炭も残りにくく、灰になるまでもし切ることも簡単なので環境にも優しいです。

これは他の焚火台では難しいのでファイヤーボックスなどのコンパクトな焚火台ならではの遊び方だと思います。

ファイヤーボックスG2とブッシュボックスXLの比較

ファイヤーボックG2と一番よく比較されるのが同じようにボックス型のブッシュボックスXLです。

ファイヤーボックスはアメリカ製なのに対してブッシュボックスはドイツ製という違いがあり、為替の状況や供給状況によって価格はかなり大きく変動します。

ざっと両者の違いを表にまとめました。

スクロールできます
ファイヤーボックスブッシュボックス
商品画像
使用時サイズ12 × 12.7 × 1912.5 × 12.5 × 19
収納時サイズ12×0.95×1912.5×1.00×19
重量ステン:約900g
チタン:約500g
ステン:約780g
チタン:500g
価格ステン:15,000円前後
チタン:31,900円前後
ステン:10,000〜15,000円
チタン:27,500円〜
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このようにファイヤーボックスG2とブッシュボックスXLはかなり似た焚火台であると言えます。

もう少し細かく各項目を比較してみましょう。

サイズ・重量の違い

まずはサイズ・重量の違いですがファイヤーボックスの方がやや重く作られています。

ステンレスで比べるとその差は127gと結構な差を感じますがサイズはほぼ同じといって良いと思います。

そのため安定感という意味ではフィアヤーボックスの方がしっかりしています。

逆に少しでも軽い方がいいという人はブッシュボックスの方が魅力的に映るかもしれません。

大きさがほぼ同じだというのに重さがここまで違うのは素材のステンレス板の厚みに違いがあるからです。

ファイヤーボックスの方が厚みがあるのでその分重たくなっているというわけです。

なので実際に焚火をしてもファイヤーボックスは熱で歪むことはほぼありません。

逆にブッシュボックスはファイヤーボックスより歪みを感じるのでこういった点が気になるという方はファイヤーボックスですかね。

仕様・オプションの違い

仕様は表に書いたことの他に収納の仕組みにも違いがあります。

ブッシュボックスは上から見ると正方形に見える作りになっていてパーツもすべてが一体型となっています。そのため展開するときも本当に開くだけでOKです。

一方でファイヤーボックスは灰受けが着脱式になっていますので開くだけで完成というわけではありませんがこの灰受けは色々な使い方ができるようになっています。

例えば天面において固形燃料の土台として使う、また下部にスライドさせて空気調整弁として使うなど、付属のファイヤースティックとの組み合わせで灰受け以外にも役割があります。

またオプションについてもブッシュボックスはユニバーサルグレートと呼ばれるロストルがあります。

これは天面においてグリルとして使ったり、中腹部にセットしてアルコールストーブの土台として使ったりできます。

一方ファイヤーボックスのオプションは

  • ファイヤースティックがもう2本
  • ファイヤーグレート
  • グリルプレート
  • 拡張グリルプレート
  • ボイルプレート

と種類が豊富です。

ファイヤーグレートは中腹にセットして固形燃料やアルコールストーブの土台になりますし、グリルプレート・拡張グリルプレートはそれぞれ大小で焼き網として使うことができます。

ボイルプレートはマグポットなどのサポートとしてより早くお湯を沸かすことができるようになります。

色々ある分すべて持っていくとなるとかなりの重量になるのでこれは好みが分かれるところですかね。

タク
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ちなみに僕はオプションは必要なかったので本体のみで使っています。

正直他のもので代用できますしシンプルな使い方こそこの焚火台の特徴が生きると思っていますので。

ブッシュボックスは入手困難

ブッシュボックスXLは割と入手が難しいという側面があります。

ファイヤーボックスG2にも同じことが言えますがまだファイヤーボックスG2の方が安定して供給がされている印象ですね。

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ブッシュボックスはドイツから、ファイヤーボックスG2はアメリカからという輸入事情も影響しているかもしれませんね。

そのためブッシュボックスは定価よりもだいぶ高値で売られているケースも多く、ステンレス版なのにチタンと変わらない金額になってしまっていることもたまにあります。

定価ならブッシュボックスの方がファイヤーボックスよりも少し安いのでしっかり金額を確認してから購入するようにしましょう。

ファイヤーボックスG2のデメリット

ファイヤーボックスにもデメリットはあります。

僕が使った印象だとこんな点が挙げられます。

  • 地面へのダメージ対策が必須
  • 完全ソロ向き
  • 薪の消費が速い

それぞれ詳しく書いていきますね。

地面へのダメージ対策が必須

まず地面に置いて使う場合、直置きだと焚火シートを敷いても熱が地面に伝わります。

なので薪や石を土台にして地面へのダメージを軽減する工夫が必要になります。

芝などの緑がない土の上でも地面への熱は避けなければなりません。理由は「ツチクラゲ」というキノコの仲間が発芽してしまう可能性があるからです。

ツチクラゲが発生すると周辺の森林を枯らしてしまいます。

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キャンプ場などでも手入れが大変になったりしますので焚火をファイヤーボックスやブッシュボックス以外の焚火台を使うときも地面へのダメージは必ず意識して焚火をするようにしましょう。

完全ソロ向き

このタイプの焚火台を選ぶ時点でソロキャンプ用の焚火台を探していると思いますのでこの点についてはあまりデメリットにはならないかもです。

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僕もファミリーキャンプでは別の焚火台やBBQグリルを使うので。

デュオ以上のキャンプで使うなら囲んで使えるもう少し大きめの焚火台がおすすめです。

例えば

  • スノーピーク|焚火台L
  • キャプテンスタッグ|ヘキサバーベキューグリル
  • ロゴス|ピラミッド・ザ・ロゴス

あたりの焚火台がいいかなと思います。

人数によっておすすめの焚火台を紹介している記事もありますのでよかったら見てみてください。

薪の消費が速い

ファイヤーボックスG2やブッシュボックスXLのようなボックスタイプまたは円筒状の焚火台の特徴として「薪の消費が速い」という点が挙げられます。

理由はフラットタイプのように周囲に壁面がない焚火台とは違って常に熱を反射し合っているので焚火台の中の温度が上昇しやすいんです。

そのため薪の温度も一気に高まるため燃えやすくなります。

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寒い時期なんかでは長時間焚火したいと思ってもどんどん薪がなくなってしまうのでその点はデメリットと言えるかもしれません。

ただ逆にこの点がメリットに転じる場面があります。

それは雨キャンプです。

雨キャンプでは薪が湿ってしまってなかなか火がつかないということもありますよね。普通の焚火台では火吹き棒などで常に空気を送らなければ大きな火になりにくいです。

ファイヤーボックスG2などのボックスタイプの焚火台なら濡れている薪でもあっという間に乾いて燃焼するので前の日に雨でも拾った小枝とかを薪にする野営でも大活躍してくれました。

ファイヤーボックスG2のメリット

メリットとなる点も確認してみましょう。

メリットは次のとおり。

  • コンパクトで携帯性に優れている
  • 煙突効果で燃焼効率が良い
  • 色々な使い方ができる

こちらもそれぞれ掘り下げていきます。

コンパクトなので携帯性に優れている

まずは何といってもコンパクト設計で携帯性に優れているという点です。

携帯性は特にバックパックでキャンプに行く人には外せないポイントだと思います。

電車や徒歩、車で行くキャンプでも駐車場からサイトまで結構歩くときなんかはできる限り荷物は軽量コンパクトにまとめたいですよね。

そんなふうに考えている人にはファイヤーボックスG2やブッシュボックスはおすすめの焚火台だと思いますよ。

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キャンプ以外にも釣りやハイキングにも持っていって流木で小さな焚火、休憩所でアルスト使ってコーヒーを淹れるなどの使い方も楽しいですね。

煙突効果で燃焼効率が良い

デメリットのときにも書いた通り、ファイヤーボックスなどのボックス型の焚火台は4面が金属の板で囲まれていることで熱がこもりやすく、薪の温度が上昇しやすいため燃焼効率が高いという特徴があります。

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濡れている薪もすぐに乾いて燃えます!

形状的に煙突のような形になるので煙突効果が発生します。

煙突効果とは?

煙突効果とは煙突内の空気が高温になることで浮力が発生し、上昇気流を生み出すため煙突下部に空気が不足し外部から取り込もうとする力が働くことです。

このため火吹き棒などを使わなくても勝手に空気の流れができるというメリットがあります。

さらにファイヤーボックスG2はその煙突効果がより出やすいように風上にフラップのある面が来るようにおくと風上の一番下の穴から空気が入って全面のフラップがない部分に空気が抜けるように設計されています。

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これは本当によく考えられているなと感心しました。

色々な使い方ができる

焚火台というとただ焚火をするだけと思うかもしれませんがファイヤーボックスは付属している2本のスティック(ファイヤースティックといいます)を使うことで色々な使い方ができます。

例えば

  • アルコールストーブの風防
  • 固形燃料の五徳
  • ビリー缶(焚火缶)を横置きにしてオーブンに

ファイヤーボックスは焚火台として使う以外にもアルコールストーブの風防として使うことが出来ます。

付属のファイヤースティックをファイヤーボックスの側面に空いた穴に差し込むとアルコールストーブの支えとなるためトランギアやエバニューのアルコールストーブを置いて使えます。

朝の調理などで薪に火をつけるのが面倒な場面などはこうした使い方で簡単に済ませることが出来ます。

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僕もよくやります。

また雨が降ってきたときなど、テントやタープの中で調理をしたいときもこの使い方がかなり便利です。しっかり換気をして使えばアルコールストーブくらいは使えますからね。

同じように固形燃料の五徳として使うこともできます。

固形燃料を使うときもファイヤースティックを一番上に位置している穴に挿し入れ、灰受けを乗せて土台にすると使えますよ。

あとはビリー缶と呼ばれる焚火缶(クッカーの始祖とも言われています)を横置きにするとオーブンとして使うこともできます。

上記のフィアヤーボックスバージョンのビリー缶は「ゼブラポット」というオリジナル商品にステッカーを貼っただけらしいのですが、なぜかファイヤーボックスバージョンの方が安いです。

ビリー缶は蓋を固定することができますので燻製などにも使うことができます。

この使い方はファイヤーボックスならではというか上部がU字になるファイヤーボックスでしかできない裏技なのでこういったところも男心をくすぐられますよね(笑)

まとめ:ファイヤーボックスG2は一生ものの焚火台

はい長々とファイヤーボックスについて解説してきました。

結論「買って損はない一生ものの焚火台」と言えると思います。

チタンかステンレスかは予算との相談になると思いますが軽量にこだわらないならステンレスでOKだと思います。

ソロ向けのコンパクトな焚火台を探しているならベストな焚火台だと思います。

ぜひ手に入れて無骨な焚火を楽しんでくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。このブログではキャンプ初心者の「わからない」を優しく解決!をテーマに発信しています。

よかったらぜひ他の記事も読んでみてくださいね。

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