キャンプ道具って気づくと増えていませんか?
結果的に自宅に置ききれないほどの量になって、収納スペースの確保に困ることも意外と珍しくないようです。
僕も以前は狭い自宅にキャンプ道具が山積み状態で収納に困っていました。
そこで本記事ではキャンプ道具の収納について、知っておくと便利なヒントやアイテムを網羅的に解説してみました。
結論から先に書くと以下の方法があります。
- キャンプ用収納ボックスを活用する
- 荷物の預かりサービスを活用する
- 使わないキャンプ道具は買い取りサービスに出す
それぞれ深掘りしながら詳しく解説していきますのでぜひ読んでみてください。
記事を読めばキャンプ道具の収納について深く理解することが出来ると思いますが、気になるトピックだけでもサクッとチェックしてみてください。
キャンプ道具を収納するコツ
キャンプ道具を収納するときに、ただ闇雲に進めていくとあとで収拾がつかなくなります。
「あのギアはどこにしまったけ?」「夏物と冬物が一緒になっちゃってる・・・」
といったことがないように収納する前にやっておくべきポイントをまとめました。
- 毎回持って行くものとそうでないものを分ける
- 毎回持って行くものは1つの収納ボックスにまとめておく
- 季節や天候によって持って行くかが変わるものは別にまとめる
主にこの3つに注意してキャンプ道具を整理してみましょう。
そうするとめちゃくちゃスッキリまとまります。
毎回持って行くものとそうでないものを分ける
まずはじめにキャンプ道具を整理すると後の作業もスムーズに進めることが出来ます。
なのでここが一番重要なポイントと言っても過言ではありません。
それはキャンプ道具を「毎回持って行くもの」と「そうでないもの」に分けます。
多分、多くの場合は「照明類」「クッカー類」「焚火関連」というように用途別にキャンプ道具を収納するケースが多いかと思います。
その分け方だと結局収納ボックスも多くなりますし収納スペースもコンパクトに収まらなくなる場合が多いです。
なので単純に毎回持っていくかどうかで分けちゃってOKです。
毎回持って行くものは1つの収納ボックスにまとめておく
毎回持って行くキャンプ道具には以下のようなものがあります。
- 照明類
- クッカー類
- 調理器具(バーナーなども)
- 焚火関連
- ナイフなどの刃物類
これらのものは季節が変わっても、またどんな天候でも持って行くものです。
なので極力1つにまとめた方が収納ボックスもスペースもコンパクトにできます。
トランクカーゴみたいな大きめのギアボックスにまとめておけるので、いざキャンプに行く際もそれを積み込んでしまえばあとはプラスで持っていくものを準備すればOKです。
テントやタープ、寝具(寝袋)についてはキャンプに行く人数や季節によって変わるものなので別にまとめます。
多くの場合、テントやタープの収納袋には取っ手がついていますのであえて収納ボックスにしまう必要はありません。
毎回持って行くものの中でも細々したものを優先的に収納ボックスにまとめていくとスムーズな収納ができますよ。
バックパックキャンプでも毎回持っていくものはバックパックに入る容量しかないと思いますので小さめのコンテナにまとめていくことができますね。
収納ボックスに関する記事はこちら
季節や天候によって持って行くかが変わるものは別にまとめる
次に毎回は持っていかないけど、季節や天候によっては持っていくものをまとめます。
例としては以下のようなものがあるかと思います。
- ストーブ
- 電気毛布
- ブランケット
- 冬用シュラフ
- ポータブル電源
- 大きめの調理器具類
これらは主に冬キャンプやグルキャンなどの特別なキャンプの際に使うようなものだと思います。
僕の場合も同じような感じですがこれらはそんな頻繁にキャンプに持っていくことがないので収納スペースの中でも割と奥の方にしまってあります。
お気に入りのキャンプ道具は魅せる収納
クローゼットや物置のような収納スペースが十分でない場合もあるかと思います。そういった場合は「魅せる収納」がおすすめです。
要はインテリアとして飾っておくことで無理にしまわないという方法です。
僕もスチールラックを活用してアウトドアショップのような感じで飾っています。
主に寝袋(シュラフ)やテントなど、季節によって使い分けるようなキャンプ道具は同じカテゴリーでも複数ある場合が多いです。
そういったキャンプ道具を同じ棚に並べて置くと見た目も良いですし常に目に入る場所にあるため気分も上がりますよね。
あとは机の上にランタンなどの小物を置いたりするとキャンプに行っていなくてもキャンプの雰囲気を味わえますのでおすすめです。
キャンプ道具を収納する部屋・棚の作り方
自宅に部屋が余っている場合はキャンプ道具を収納する部屋として本格的に作り込んでもいいかと思いますが、この記事に来たということは収納に困っているという方がほとんどかと思います。
そこでここでは軽くキャンプ道具を収納できる棚の作り方について触れていくことにします。
僕が実際にしているのはスチールラックを活用してキャンプ道具用の収納棚にしているという方法です。
スチールラックはホームセンターなどでも手に入りますし、小さいものなら100均でも取り扱いがあるかもしれませんので比較的馴染みがある人も多いのではないでしょうか。
スチールラックのメリットは高さを自由に変えられるという点にあり、木製の棚でも調節できるものもありますが、それ以上に幅広い調節が可能なのでどんなサイズのキャンプ道具でも無駄なく収納することが出来ます。
アタッチメントも豊富なのでラックの隙間から落ちてしまったり、不安定でうまく置けないようなものがある場合には天板を敷けば問題なく収納することが出来ますね。
カラビナなども付けられるのでどんなキャンプ道具でも収納できるのはスチールラックならではだと思います。
魅せる収納に便利なアイテム
棚にはスチールラックや有孔ボードがおすすめ
魅せる収納にはやっぱり棚が必要です。
棚には先ほど挙げたスチールラックのようなものから有孔(ゆうこう)ボード(視聴覚室の天井みたいな穴あきボード)を使ったおしゃれな感じの棚を作ったりと幅広いレイアウトができます。
持ち家なら壁にある程度のカスタムもできるかもしれませんが賃貸の場合はあまり壁にカスタムすると問題になる場合があるのでスチールラックや有孔ボードはめちゃくちゃおすすめです。
石膏ボード用の固定具を使って固定する方法や角材を床と天井につっぱり棒のように固定して有孔ボードを取り付ける方法など、自分の環境に合わせてチャレンジしてみてくださいね。
注意点としては有孔ボード用の棚板などにはあまり重たいものは載せないようにするということです。
オイルタンタンくらいなら問題ありませんが、ポータブルバッテリーなどの重たいものは載せないようにしてくださいね。
スチールラック用の天板
スチールラックを棚として使う場合、網目があるのでテントや寝袋などは問題ありませんが、小さなLEDランタンや火吹棒などの細かいものは不安定です。
そこでスチールラック用の天板があるのでそれを敷くとこの問題がクリアできます。
もちろん専用のものでなくとも構いません。ちょっとしたDIYで自作してもいいでしょう。
100均などでも使えるものがあると思いますのでチェックしてみてくださいね。
小物入れも地味に便利
そんなに細かいものがなければわざわざ天板を用意しなくても小物入れに入れてまとめておけばそれだけで済みます。
魅せる収納なのでキャンプ道具にマッチした雰囲気の小物入れが良いと思いますよ。
よくあるのはティンダーポーチのような革細工で作った小袋のようなものがあるのですが、あれを開いて小物を入れて置いておくだけでグッと雰囲気が出るのでおすすめです。
キャンプ道具を収納する際の注意点
次にキャンプ道具を収納する際に気をつけたいことを解説していきます。
ここでは主に以下の点について深掘りしていきます。
- 保管場所について
- キャンプ道具に湿気は大敵
- 重いものの取り扱いについて
- ガス管の取り扱いについて
他にもあるかもしれませんが、ここでは特に注意が必要なことに絞って解説していきます。
意外とやってしまっていることもあるかもしれませんがちょっとしたことで対策できますよ。
保管場所について
まずキャンプ道具を収納・保管する場所についてです。
自宅にクローゼットがある場合、意外と衣服などがかかっている場所の上や下にキャンプ道具を収納してしまいがちですが、キャンプ道具には焚き火の匂いがけっこうしつこく残っています。
そしてこの焚き火の匂いは衣服にやカーペットに匂いが移りやすいので注意が必要です。
僕はもう諦めてまったく気にしていませんが笑
なのでキャンプ道具を収納する場所としては風通しの良い場所が理想です。
風通しがいいと言っても屋外はやめた方がいいです。扉のある物置があるのなら別ですが、屋外にコンテナを置いてその中にしまったりすると錆びやカビの原因になりますのでやめておきましょう。
魅せる収納で解説したような棚を使うなら自分の部屋でなんの問題もありません。換気をすると思いますので風通しの問題もクリアですし、衣服から離れた場所ならOKです。
ガス缶は使用期限がある
そこまで気にする必要はないかもしれませんが、カセットコンロに使用するガス缶を保管するケースがあると思います。
一応ガス缶には使用期限があり、製造年月日からおおよそ7年程度とされています。
なので長いことしまっておいて忘れてしまっているようなケースもないことはないと思いますのでそういったガス缶は使わないように注意しましょう。
また使用期限内であっても錆が確認できる・変形しているといった場合も使わないようにしてくださいね。
イワタニのHPよりガス缶の使用期限について
https://www.iwatani.co.jp/jpn/consumer/products/cg/useful/bombe/index.html
重いものは低い位置へ保管
実際にキャンプ道具を収納する際、重たいものは低い位置に収納するようにしてください。
- 大型のテント・タープ
- 冬用シュラフ
- ストーブなどの暖房器具
- 手斧や薪割り台
- クーラーボックス
これらのものは万が一大きな地震などがあった場合など、高い場所に収納していくと落下してくる危険があるので注意しましょう。
テントやタープなどを床に直接置くのが嫌という場合はすのこを敷いてから置くといいですよ。すのこも100均などで手に入ると思いますので近所の100均をチェックしてみましょう。
湿気に気を付けたいキャンプ道具
キャンプ道具の中には湿気が大敵なものが多く、特にテントやタープ、寝袋は代表的です。
以下のものは先ほど挙げたように毎日換気をするような自分の部屋などに優先的に収納するようにしたいものです。
- テント・タープ
- グランドシート
- 寝袋
- 火口関連(ファットウッドなど)
テントやタープはどんな素材であれ湿気は厳禁です。
ポリエステルやナイロンのものは加水分解、TC素材のものはカビの原因になります。
寝袋も同様にカビの原因となりますのでこれらのものは優先的に風通りの良い場所に収納するようにしましょう。
加水分解とはポリエステルやナイロンなどが水分と反応してベタベタしたりポロポロと剥がれてしまうような状態になってしまうことです。ずっと外の物置にしまってあった雨ガッパなどがベタベタしたりしているのをみたことありませんか?あの状態が加水分解です。
季節ものや大きなものは預けるのもアリ
ワンルームマンションなどでは収納スペースに限りのある場合もあるかと思います。
そう言った場合は
のような荷物を預けられるサービスを利用するのもアリです。
段ボール単位で預かってくれるので一般的なトランクルームよりもかなりリーズナブルですし、冬しか使わないものや大型のテントなどを預けるにもちょうどいいと思います。
何より集荷に来てくれてアプリで管理できるのが便利です。
興味があったら下記の公式URLよりチェックしてみてください。
使わないキャンプ道具は買取サービスで見積もってみよう
あとは使わないものは買い取ってもらうのもいいですね。
メルカリやヤフオクだと自分でやらなきゃいけないことも多くてめんどくさいよという方はアウトドア専門の買取サービスを活用するのもいいかもしれません。
以下は公式URLですが、ざっくり説明すると先ほどの預かりサービスと同じようにキャンプ道具の見積もりは荷物を取りに来てもらって行いますので自分でやることは集荷に出すだけです。
意外と高値で買い取ってくれたりするので新しいキャンプ道具を購入する資金に回すのもアリですね。
まとめ:キャンプ道具の収納はポイントをおさえてスッキリさせよう
以上がキャンプ道具の収納についてです。
まとめるとこんな感じ。
- 毎回持っていくものとそうでないものに分ける
- 毎回持っていくキャンプ道具は1つにまとめる
- 季節・天候で持出頻度が変わるものは別でまとめる
- 魅せる収納でスペースの有効活用
- 収納しきれないものは預ける
- 使わないものは買い取りサービスに出す
これだけでかなりスッキリすると思います。
自宅を広々とさせつつキャンプ道具を上手に収納するだけでキャンプ上級者に一歩近づくことができると思います。
ぜひ気になったトピックをもう一度チェックしてみてね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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