暑い時期のキャンプや海水浴などのアウトドアで活躍するクーラーボックス。
今ではホームセンターでも多くの種類を取り扱っていますよね。でも保冷剤や氷をたくさん入れたのに気づいたら溶けちゃってる・・・といった経験はありませんか?
せっかく冷たいビールやジュースを飲もうとしたのに残念な気分になりますよね。
そこで本記事ではなるべく保冷力が最強クラスのクーラーボックスを厳選してみました。
とはいえそこまで高価なものはちょっと・・・という方にもおすすめできる2万円以下という縛りを設定してありますのでご安心くださいね。
記事を読めば2万円以下でも十分な保冷力を持ったクーラーボックスが見つかりますよ。
ちなみに僕はいまコールマンのハードクーラーとソフトクーラーを使っていますが、次に狙っているのがスタンレーのハードクーラーです。
友達が使っていたのを見せもらって一目惚れしたので今年の夏に向けて買っちゃおうと思っています。
またクーラーボックスの保冷力をアップさせる工夫も解説していますのでぜひ最後まで読んでみてくださいね。
クーラーボックスの種類について
キャンプなどのアウトドアで使うクーラーボックスは大きく分けて2種類のタイプがあります。
- ハードクーラー
- ソフトクーラー
おそらく両方見たことがあるという方は多いと思いますが、クーラーボックスといえば一般的にハードクーラーを思い浮かべるのではないでしょうか。
学校の部活や釣りなんかでも大活躍するので重宝しますよね。
どちらも一長一短ですが僕のおすすめはハードクーラーです。
理由はクーラーボックスを使うということは割と気温が高い時期に使うということだと思いますが、そういった環境下で使うなら優先したいのは保冷力だからです。
ソフトクーラーでも十分な保冷力をもった商品はありますが、単純に保冷力で比べるとハードクーラーにはかないません。
自分のキャンプスタイルにもりよますが車での移動がメインの場合はハードクーラー、歩く距離が割とあるならソフトクーラーという選び方もあります。
僕はキャンプ場まで車で行ける場合はハード、電車で行く徒歩キャンプは小さめのソフトクーラーを畳んでザックにいれて現地周辺で買い物してソフトクーラーに入れ替えるみたいな使い方です。
ファミリーで行く場合はハード一択ですね。
もちろんどちらもメリット・デメリットはありますのでそれぞれポイントをまとめてみました。
安心保冷力のハードクーラー
ハードクーラーの特徴は以下のとおり。
- 保冷力が高いため次の日も安心
- タフな作りのものは衝撃にも強い
- 手入れが楽
ハードクーラーはなんと言ってもその保冷力の高さが魅力です。
真夏の暑さの中で保冷力を保つには密閉度の高いつくりが重要です。
ハードクーラーは蓋もハードですし、開け閉めは留め具をパチッと外して上に開いて閉じるだけ。
蓋と本体の間には冷気を逃さないようにパッキンのようなフチもあるので保冷力が高いです。
そうしたつくりから高い保冷力を発揮しているというわけですね。
またハードクーラーの保冷力を決めるのは壁面がどのように作られているかによります。
主に3つのタイプがあります。
- 真空断熱パネル
- ウレタン材
- 発泡スチロール
保冷力は上から順に高くなります。
なら真空断熱パネル一択じゃん!・・・と思うじゃない?
残念ながらいいことだけではないんです。
真空断熱パネルは「重い・高い・弱い」という弱点があります。
間違って穴でも空いてしまうと使い物になりませんし高価なものが多いです。
なので個人的に一番バランスが取れていると思っているのはウレタン材をメインに使ったクーラーです。
コンパクト収納可能なソフトクーラー
ソフトクーラーの特徴は以下のとおり。
- 軽量コンパクト
- 折りたためるので収納も省スペース
- 容量に少し融通が利く
ソフトクーラーは手軽に持ち出せる点が魅力です。
他にも軽いので女性や力のない方で楽に持ち運べる点はハードクーラーにはないポイントです。
また折り畳めるものがほとんどなので使わない時は畳んでしまっておくことができるのも場所を取らずに便利です。
肝心の保冷力はというと最近のソフトクーラーはハードほどではないにしても真夏でも十分な保冷力を有しているものが増えてきました。
僕の使っているコールマンのソフトクーラーも1泊のキャンプ程度なら問題なく使えていますし、よく一緒にキャンプに行く友人が使っている同じくコールマンのアルティメットソフトクーラーも名前の通りアルティメットな保冷力で翌日もキンキンでした。
なのでソフトクーラーも下手に安いものを買わない限りは軽量コンパクトというメリットを生かしつつ、十分な保冷力を得ることができますのでぜひ最後まで記事を読んでみてくださいね。
おすすめのハードクーラー
それではお待たせしました。
当ブログでおすすめするハードクーラーはこちらの3つです。
いずれもコスパは最強クラスで2万円以下で買えちゃいます。
大きな容量になると予算オーバーします。それでも高級ブランドより全然安いですけど。
キャンプのクーラーといえばYETI(イエティ)やORCA(オルカ)が有名ですがご存知の通り2万円じゃ買えません・・・。
そんな高級クーラーでなくとも十分使えてキャンプサイトをかっこよくしてくれるクーラーがこの3つです。
いずれも購入者が多く高評価で、どんなキャンプスタイルにもマッチするビジュアルなので人気が高いです。
それぞれの特徴を書いていきます。
スタンレー|クーラーボックス
カラー:グリーン、ホワイト、ネイビー
サイズ:幅33.8×高さ21.8×奥行28.2cm
重量:約1.9kg
断熱材:ポリプロピレン
保冷力目安:3度以下(24時間)、10度以下(27時間)
まずはキャンプ芸人ヒロシさんや阿諏訪さんが愛用しているスタンレーのクーラーボックス。
その無骨な見た目から人気が高く、他社の同じくらいの容量のクーラーボックスと比較しても軽量な点が魅力です。
軽量なのでバックパックキャンプでも使うことは可能ですし、駐車場から遠いサイトでも難なく持ち運ぶことができますのでどんな場所でも持っていけるのが他のハードクーラーには真似できないポイントですね。
また天面にゴムのバンドがついていて、同じスタンレーの水筒なんかを固定して持ち運ぶことができます。
もちろん他のものを挟んでも使えますので地味に便利な機能ですよね。
以前は固くて開けるのが大変と言われていた留め具も改良されて軽い力で開けることができるようになったということで、実際に触ってきましたがその通りでした。
色も落ち着いたグリーンが無骨キャンパーにピッタリで、ファミリーやポップなサイトにはホワイトがおすすめです。
デメリットも考えてみましたが今のところスタンレーのクーラーについてはデメリットらしいデメリットはありませんでした。
ヴァストランド|タフクーラーボックス
カラー:オリーブ、タン、ホワイト
サイズ:幅54×高さ36×奥行31cm
重量:約7.2kg
断熱材:ウレタン
保冷力目安:8時間で氷の残存率92.1%
キャンプのクーラーボックスとしては憧れのブランドYETIに寄せたビジュアルで、高い保冷力とコスパの良さで人気急上昇中のヴァストランドのタフクーラーボックス。
その名の通りタフな作りで堅牢生も十分です。
保冷力の目安も氷を入れて8時間後、92.1%が溶けずに残っているなど申し分ないのではないでしょうか。
また嬉しいのが栓抜きや南京錠をかけられるパーツがデフォルトでついているところで、栓抜きを忘れても安心して飲み物を楽しめるのが嬉しいですよね。
また鍵をかけられるのも便利で、トイレに行くときや就寝時も他のギアと一緒に鍵をかけておけば食材だけでなくクーラーボックス自体の盗難も防ぐことができます。もちろん100%ではありませんが良い抑止力にはなるはずです。
近年キャンプ場での盗難事案が増えているみたいなのでせっかくのギアは守りたいですもんね。
ここがイマイチ
- 重たい
デメリットはやっぱりその重さです。
一番小さいものでも7kg以上あるので食材や飲み物が入れば10kgはゆうに超えると思いますので、男性でも長距離を持ち運ぶのは苦労しますね。
オートサイトなら問題ないかもしれませんが、車の乗り入れができないサイトはちょっと無理があるかもしれません。
FIELDOOR|ノーザンクーラーボックス
カラー:サンド、ホワイト
サイズ:幅53x高さ36×奥行34cm
重量:約7.5kg
断熱材:ウレタン
保冷力目安:7日後も氷が残っている状態
FIELDOORのノーザンクーラーボックスもヴァストランドと同じようにビジュアルも実力も申し分ありません。
重さも大きさも同じくらいなので最終的には好みの問題だとは思います。
FIELDOORはコットやチェアも取り扱っており、既に使っている人も多いブランドなので普段からFIELDOORのギアを使っている人はクーラーもFIELDOORで揃えるとサイトに統一感が出ますね。
ここがイマイチ
- 重たい
FIELDOORのクーラーもヴァストランドと同じくその重さがネックですね。
ご自身のキャンプスタイルに合わせて選択できればとても良いクーラーだと思います。
おすすめのソフトクーラー
続いてソフトクーラー部門です。
おすすめのソフトクーラーはこちら。
これらのクーラーもソフトクーラーの中では割と評価が高く、実際に使っている人も多く見かけます。
いずれのソフトクーラーも1泊のキャンプであればまったく問題ないレベルの保冷力を持っており、時季と工夫次第では連泊も可能です。
ソフトクーラーでも高価なブランドは本当に高いですが、じゃぁその分保冷力が高いの?と言われると価格ほどの差はないと思っています。
なのでここでも予算2万円でGETできるコスパの良いソフトクーラーを紹介していきますね。
AOクーラー
カラー:ブラック、レッド、サンドトープ、ウッドランドカモ
サイズ:幅25×高さ17×奥行17cm
重量:680g
断熱材:ウレタン
保冷力目安:外気49℃の中で氷を24時間保存
THEアウトドアソフトクーラーと言えばこの「AOクーラー」を挙げる人は多いのではないでしょうか。
バイクでキャンプをする人にも人気が高く、他メーカーの同タイプと比べても抜群の保冷力を誇っています。
秘密は5層構造の断熱材で他社の3倍くらいの分厚い構造になっているので炎天下でも十分な保冷力があるというわけですね。
サイズ展開も豊富で12パックなら350ml缶が12本、36パックなら36本というように目安が明確で分かりやすいです。
ここがイマイチ
- 他メーカーの同じ容量のソフトクーラーと比べると大きめになる
先ほど書いた通り断熱材が分厚いので他メーカーの同容量のクーラーと比べると少し大きめになるのは仕方ないですね。
DANISH BLUE|ソフトクーラー
《スペック》
■20L
カラー:カーキ
サイズ:幅24×高さ38×奥行52cm
重量:約1.1kg
断熱材:ウレタン
保冷力目安:48時間氷を維持
高級クーラーYETIにもこういったデザインのクーラートートがありますが、DANISH BLUEという日本のブランドも同じようなソフトクーラーを販売しています。
トートタイプなので肩掛けも出来ますので中に容量いっぱいに詰め込んでも楽に持ち運ぶことが出来ますね。
もちろん水洗いOKなので手入れも気を遣う必要がありません。
何よりもその見た目がGOODです。
容量は20Lワンサイズなのでこのくらいの容量のソフトクーラーを探している人はチェックしてみてはいかがでしょうか。
ここがイマイチ
- ワンサイズしかない
カラーはまだしもサイズが選べないのでシチュエーションによっては選びにくいかもしれません。
20Lという容量は350ml缶だと18本くらい、ワインボトル5本くらいですね。
これだけ入れば十分という人はおすすめです。
コールマン|アルティメットソフトクーラー
カラー:オリーブ
サイズ:幅42×高さ33×奥行32cm
重量:約1.3kg
断熱材:ウレタン
保冷力目安:約42時間
みんな大好きコールマンのアルティメットソフトクーラー。
このクーラーのメリットはファスナーの開け閉めをしなくてもマジックテープの蓋で簡単に出し入れできる点にあります。
もちろんマジックテープだけでは保冷力は低いので冷気を逃さないような工夫が施されているので問題ありません。
この仕組みのおかげで片手でも中のものを出せるというメリットが生まれ、調理中にも簡単に食材を出すことができますよ。
色は一色ですが落ち着いたオリーブなのでどんなスタイルにもマッチすると思います。
ここがイマイチ
- 形状がボックス型なので持ち運びにくい
このソフトクーラーは先ほどの2種と比べて比較的ハードに近い形状になっています。
内容量については多少の融通は効きますが持ち運ぶときは重心が体から少し離れますので重さを感じることがあるかもしれません。
オートサイトなどであれば問題ありませんが長距離を運ぶような場面だとちょっと大変かもしれませんね。
保冷力をアップさせる方法
ハードクーラーでもソフトクーラーでも保冷力には限界があります。
そこで少しでもクーラーボックスの保冷力を高めるための工夫を紹介します。
どちらのタイプのクーラーでも使えるテクニックなのでぜひ参考にしてみてくださいね。
- 隙間を埋める
- 保冷剤は上の方に入れる
- 地面に直置きしない
他にもあるにはありますが、見落としがちなポイントに絞りました。
隙間を埋める
まず一番ありがちなのが内部の隙間が多いケースです。
食材や飲み物を入れてもまだまだ容量に余裕がある場合、その隙間を埋めずに蓋を閉じてしまうと余計なスペースを冷やすために保冷剤の効果が分散して溶けやすくなります。
保冷剤が効力を失うとあとは室内の冷気で保冷している状態になり、開け閉めするたびにその冷気が逃げてしまうので本来の保冷時間を下回ってしまうことがあります。
なので余分なスペースは保冷剤や凍らせたペットボトルなどを使って埋めるようにするとより保冷力が高まり長時間の保冷が可能になりますよ。
保冷剤は上の方に入れる
また、保冷剤は上の方に入れるとより効果的です。
冷たい空気は上から下に降りていきます。逆に暖かい空気は上に上がっていきますので保冷剤を底に敷いてから食材などを入れると、上のスペースが冷え切らないということになります。
食材を出すたびに外の暖かい空気が入り込みますが保冷剤を上の方に置いておくことでいち早く室内を冷やすことが出来ます。
僕も前は保冷剤を底面に敷いて使っていましたが、上から蓋をするように置くようにしてからは同じクーラーでも保冷力がアップしたと実感しています。
地面に直置きしない
これはクーラーを汚したくないという人は無意識にできていると思いますが、地面に直置きしないということです。
地面は常に熱を放射していて、夏場の暑い時期は特に地面からの熱は気になります。
ハードクーラーでもソフトクーラーでも地面からの熱が内部に伝わると保冷力が落ちますのでクーラーラックなどを活用して地面から浮かせておくと保冷力が保たれますよ。
クーラーラックでなくとも薪を下に敷いて浮かせるだけも全然違いますので試してみてくださいね。
まとめ:おすすめはハードクーラー
記事のまとめとして、僕のおすすめは「ハードクーラー」です。
理由は以下のとおり。
- 夏場はやっぱりハードクーラーの方が安心
- 片手で開け閉めしやすい
- 洗いやすい
- ソフトクーラーは言うほど折りたたまない
冬場はソフトクーラーや100均の保冷バッグでも問題ありませんが、夏場はやっぱりハードクーラーの保冷力が欲しくなります。
だってキンキンに冷えたビール飲みたいですよね?
カッチカチの氷たっぷりのハイボール飲みたいですよね?
じゃあハードクーラーですよ。
あとはソフトクーラーはファスナーなので片手だとやっぱり開け閉めしにくいのでどうしても両手で操作するようになります。
料理しながらちょっと中のものを取り出したいときはいちいち汚れた手を拭いてからファスナー開けたりなどはまあまあメンドクサイです。
その点ハードクーラーなら片手で開け閉めできるのでストレスがありません。
さらにハードクーラーは帰ってから洗うのがめちゃくちゃ楽です。ソフトクーラーは文字通り柔らかいので細かい隅の方まで洗うのはちょっと手間ですし、だいたいのソフトクーラーは小さなポケットがついていたりするのでその中とかも洗わなければなりません。
ハードクーラーは蓋を開いてホースでジャーっとやれば大体OKなのでその差は雲泥の差です。
ファスナー周りや持ち手なんかも乾きにくいので干す時間も圧倒的にハードの方が短くて済みます。
あとソフトクーラーのメリットでもある折りたたんでコンパクトにという点も言うほど使いません。
僕も本当に初めのころだけで最近はソフトクーラーの中にものをたくさん入れて収納しているので折りたためるというのはあまり考えなくてもいいかなと思ってます。
なのでそれならハードクーラーの保冷力を優先した方がいいという考えに至っていますね。
今年の夏はスタンレーのハードをGETするつもりなのでまたレビューしたいと思います。
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